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B. テーブルアダプタの追加と実行するクエリの定義
ビジュアルデザイン画面が開いたら、ツールボックス内のTableAdapterをデザイン画面上にドラッグ&ドロップで追加する(図7-24)。すると、テーブルアダプタ構成ウィザードが起動する。これを利用して、データベースに対して実行するSQL文を定義する。ここでは、pubsデータベース内のauthorsテーブル上のデータを全件取得するクエリ(SELECT * FROM authors)を定義することとしよう。図7-24〜図7-27を参照して、実際にテーブルアダプタの定義を行ってみていただきたい。
図7-24 テーブルアダプタを利用した実行クエリの定義その1 |
図7-25 テーブルアダプタを利用した実行クエリの定義その2 |
図7-26 テーブルアダプタを利用した実行クエリの定義その3 |
図7-27 テーブルアダプタを利用した実行クエリの定義その4 |
以上の作業により、指定したSQL文を実行するデータアクセスクラスであるテーブルアダプタ(authorsTableAdapterクラス)が自動生成される(図7-28)。
図7-28 作成されたテーブルアダプタ |
このテーブルアダプタ上に定義されたFill( )メソッドおよびGetData( )メソッドは、(SqlDataAdapterクラスを用いた)非接続型データアクセスコードをラッピングしたものになっている。このため、これを利用すると簡単にデータベースからデータを取り出すことができる。
INDEX | ||
Microsoft Visual Studio 2005によるWebアプリケーション構築技法 | ||
7.6 データコンポーネント機能によるデータアクセスコンポーネントの開発 | ||
1. 7.6.1 データコンポーネント機能の概要 | ||
2. 7.6.2 データコンポーネント機能の利用手順(1) | ||
3. 7.6.2 データコンポーネント機能の利用手順(2) | ||
4. 7.6.3 データコンポーネントの拡張 | ||
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