| |
|
.NET TIPS
Windowsアプリケーション終了時に確認ダイアログを表示するには？
デジタルアドバンテージ 遠藤 孝信
2005/05/13 |
 |
|
Windowsアプリケーションが誤って終了されるのを防ぐために、ユーザーがフォームを閉じようとしたときに次画面のような確認ダイアログ（実際にはメッセージ・ボックス）を表示させたい場合がある。
 |
| アプリケーション終了時に表示される確認ダイアログ |
| ここで［いいえ］ボタンをクリックすれば、アプリケーションの終了をキャンセルでき、ユーザーは作業を継続することができる。 |
このダイアログでは、［いいえ］ボタンをクリックすることによりアプリケーションの終了をキャンセルでき、ユーザーはアプリケーションでの作業を継続することができる。
フォームのClosingイベント
ユーザーがフォームを閉じようとしたときには、フォームではClosingイベントが発生するため、終了確認のダイアログはこのタイミングで表示させればよい。
上記の画面のようなダイアログを表示するClosingイベントのイベント・ハンドラは次のようになる。
private void Form1_Closing(object sender, System.ComponentModel.CancelEventArgs e) {
if (MessageBox.Show(
"終了してもいいですか？", "確認",
MessageBoxButtons.YesNo, MessageBoxIcon.Question
) == DialogResult.No) {
e.Cancel = true;
}
}
|
|
| 終了確認ダイアログを表示するClosingイベントのイベント・ハンドラの記述例（C#） |
Private Sub Form1_Closing(ByVal sender As Object, ByVal e As System.ComponentModel.CancelEventArgs) Handles MyBase.Closing
If MessageBox.Show( _
"終了してもいいですか？", "確認", _
MessageBoxButtons.YesNo, MessageBoxIcon.Question _
) = DialogResult.No Then
e.Cancel = True
End If
End Sub
|
|
| 終了確認ダイアログを表示するClosingイベントのイベント・ハンドラの記述例（VB.NET） |
ここでポイントとなるのは、イベント・ハンドラとなるメソッドのパラメータとして渡されるCancelEventArgsクラス（System.ComponentModel名前空間）のオブジェクトのCancelプロパティである。イベント・ハンドラでは、このプロパティをtrueに設定すればフォームの終了処理をキャンセルすることができる。
なお、ここでは確認ダイアログとして2つのボタンと疑問符アイコンを持つメッセージ・ボックスを利用しているが、メッセージ・ボックスについては「TIPS：メッセージ・ボックスを表示するには？」を参照してほしい。
カテゴリ：Windowsフォーム 処理対象：ダイアログ・ボックス
使用ライブラリ：Formクラス（System.Windows.Forms名前空間）
使用ライブラリ：CancelEventArgsクラス（System.ComponentModel名前空間）
関連TIPS：メッセージ・ボックスを表示するには？
|
|
|
generated by
|
|
Insider.NET 記事ランキング
本日
月間
