連載
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■■重要なのはフィードバックを受けようとする態度■■
ここで強調しておこうか。
ぢゃ。 「テスト・ファースト」なども、いわば、そうした態度の表れといえよう。 そしてそのために最も大切なことは、
なんぢゃ。いや、いっそいい切ってしまおうかの。
ぢゃ。実際にやってみる。その結果からしかフィードバックは受けられないのぢゃ。 フィードバックを受けようとしない人もいる。やってみようともせずに、批評ばかりする人もいる。それに対して、アジャイルな態度では、「実践してみて、そこからフィードバックを得ようとする」。「実践ファースト」なんぢゃ。
もう一度いっとこう。「実践なくしてフィードバックなし」ぢゃ。 例えば、使えない知識と使える知識の差は、単に聞きかじっただけの知識と、経験・体験で得た知識との差ぢゃ。単に聞きかじっただけの知識というのはそれほど役に立たない。そして、どこでその差がついたかというと、それは、「フィードバックの量」なんぢゃ。
という改善のループを素早く回す。それが、アジャイルな態度ぢゃ。 お前たちにいっておこう。 「君子 |
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ん?! また |
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重要なことは、フィードバックを素直に受け入れることぢゃ。
フィードバックを素直に受け入れない例と受け入れる例を挙げておこう。
それからもう1つ。実践するだけでなく、ちゃんとレビューしフィードバックを受けること。 例えば次のようではいかんのぢゃ。
「何がどううまくいっていないのか」、きちんと問題を切り出すこと。そして、目指している状態と現状との差分を、自分とチームに対してはっきりとレビューしなければならん。そうして、問題解決のループに入ることぢゃ。それが、問題解決能力を高めるコツぢゃ。
さて、この図についても説明しておこう。知ってのとおり、ソフトウェア開発者には問題解決能力が重要ぢゃ。問題解決能力を高めるには、まず学ぶことぢゃ。だが、単に学ぶだけでは不十分ぢゃ。 お前たちにまずいっておこう。
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また易経? | |||||||
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今度は孔子ぢゃわい。
つまり、学ぶことと考えることをともに行うことが重要。それから、さらに重要なことは、それをレビューすること。人に話す。あるいは文章に書き、人に読んでもらう。これらのことを行うことで、強い自己フィードバックが起きる。さらには、他人からのフィードバックも得られるようになるのぢゃ。 例えば、新しい技術を習得する場合でいうと、次のような感じかの。
最初にいったとおり、アジャイル開発のキモはフィードバックなんぢゃ。
それがアジャイルのキモだといえよう。 それでは、最後のまとめぢゃ。
分かるかの? |
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はい! よく分かりました! | |||||||
うーん……。なるほど……。 |
■■エピローグ■■
ごめんください。……おお。滝。来ておったな。 | |
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師匠!!! はい! 大師匠から、フィードバックの重要さについて教わっていたところです! とても理解が深まったと思います! 大師匠からお話を聞けてよかったです! |
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そうか。それはよかった。師匠は奥にいらっしゃるのか? |
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はい! それからこちらで知り合った若者も一緒です。 | |
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……おお。健。よく来たな。 | |
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っということは…。つまり、こういうこと?!
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そんなあ。 |
■■最後に■■
今回は、アジャイルのキモともいえる「フィードバック」をテーマとした。いかがだっただろうか。この記事に関してもフィードバックをいただければ幸いに思う。
フィードバック先: Fujiwoの日記 ― @IT ― 開発をもっと楽にするNAgileの基本思想 第3回 |
(Illustrated by 正木茶丸)
INDEX | ||
開発をもっと楽にするNAgileの基本思想 | ||
第3回 アジャイル開発のキモはフィードバック! | ||
1.団子屋にてアジャイルを語る滝 | ||
2.女祖泥寺(めそどろじ) | ||
3.設計と実装に対するフィードバック | ||
4.「ツッコマレビリティ」とeXtreme Feedback! | ||
5.重要なのはフィードバックを受けようとする態度 | ||
「開発をもっと楽にするNAgileの基本思想」 |
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C# 7で追加された新機能の中から、「数値リテラル構文の改善」と「ローカル関数」を紹介する。これらは分かりやすいコードを記述するのに使える - Presentation Translator (2017/7/18)
Presentation TranslatorはPowerPoint用のアドイン。プレゼンテーション時の字幕の付加や、多言語での質疑応答、スライドの翻訳を行える
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