連載:〜ScottGu氏のブログより〜ASP.NET MVC 2(リリース候補版2)が利用可能にScott Guthrie 著/Chica 訳2010/02/10 |
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本日(2010/02/05)の夕方、ASP.NETチームがVS 2008/.NET 3.5用のASP.NET MVC(RC2、リリース候補版2)を出荷しました。それは、ここからダウンロードできます。
ASP.NET MVC 2のRC2リリースは、12月に出荷した最初のASP.NET MVC 2 RCビルドのフォローアップです。これには、多くのバグ修正、パフォーマンス改善、いくつかの最終的なAPI、動作の追加や変更などが含まれています。以下は、RC1とRC2リリース間でのいくつかの変更です(詳細は、リリース・ノートを読んでください)。
- 新しいASP.NET MVC 2の検証機能では、現在、入力検証の代わりにモデル検証が行われています(つまり、モデル・バインディングを使用したときは、単純にモデルの変更された値だけの検証ではなく、すべてのモデル・プロパティが検証されているということです)。この動作の変更は、コミュニティからの広いフィードバックが元になっています。
- 新しい強く型付けされたHTML入力ヘルパーは、現在ArrayやCollectionのインデックスを参照するラムダ式をサポートしています。つまり、Html.EditorFor(m=>m.Orders[i])のようなコードを書くと、“name”属性にインデックス(例:最初の要素に対してはOrders[0])が含まれ、“value”に適切な値が含まれているHTML<input>要素を出力できます。
- 新しくテンプレート化されたHtml.EditorForヘルパー・メソッドとHtml.DisplayForヘルパー・メソッドは単純なプロパティを自動的にスキャフォールドします(デフォルトでは複雑なサブ・プロパティを描画しません)。これにより、自動でスキャフォールドされたフォームの生成が簡単になりました。このサポートについては今後のブログ投稿でカバーする予定です。
- クライアント・スクリプト検証メッセージ要素の“id”属性は、現在よりクリーンになっています。RC1のときには、form0_プレフィックスがありましたが、現在は単純に入力フォーム要素名にvalidationMessageという文字列を付けたものがIDの値になります(例:unitPrice_validationMessage)
- Html.ValidationSummaryヘルパー・メソッドはオプションでブール型のパラメータを取り、それによりモデル・レベルの検証メッセージだけを表示するのか、もしくはプロパティ・レベルの検証メッセージも同時に表示するのかどうかを管理できるようになりました。これにより、UIの中での検証メッセージの表示方法に対して、より多くのUIカスタマイズのオプションが提供されます。
- デフォルトのASP.NET MVC Webアプリケーションのプロジェクト・テンプレートで作成されるAccountControllerクラスが、よりクリーンになりました。
- Visual StudioはコントローラおよびDeleteビュー内のDeleteアクション・メソッドに対して、スキャフォールディング・サポートを行っています(前からデフォルトのT4テンプレートがこれをサポートしていないのは変だと、いつも思っていました)。
- jQuery 1.4.1がデフォルトで新しいASP.NET MVC 2プロジェクトにも含まれるようになり、「-vsdoc」ファイルが含まれているので、それに対するVisual StudioのドキュメトIntelliSenseが提供されます。
- RC2リリースでは、いくつかの大幅なパフォーマンス・チューニングによる改善がなされています(例:強く型付けされたHTMLヘルパーがベースのラムダ式は非常に速くなりました)。
本日のRC2リリースはVS 2008および.NET 3.5でのみ動作します。VS 2010 RC(誰でもダウンロードできる予定です)は間もなくリリース予定です。それには、ビルトインのASP. NET MVC 2サポートが含まれています(別でのダウンロードは必要ありません)。
Hope this helps,
Scott
P.S. ASP.NET MVC RC2リリースのソース・コードは(それに付属するMVC Futuresライブラリと一緒に)ここからダウンロードできます。ASP.NET MVC 2についてのより詳細については、現在私が取り組んでいるASP.NET MVC 2ブログ・シリーズで確認できます。
「〜ScottGu氏のブログより〜」 |
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