特集
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■ASP.NET Webアプリケーションの新機能
●新機能5: [並べて表示]ビュー
VS 2008のASP.NET/HTMLエディタでは、[並べて表示]ビューという表示モードが新たに追加され、[ソース]/[デザイン]ビューの同時表示が可能になっている。これにより、コード編集とデザインの行き来や、コーディング時のデザイン確認などが容易になった。
[並べて表示]ビュー |
[ソース]/[デザイン]ビューを同時に表示できる。 |
●新機能6: CSSスタイル管理
VS 2008ではCSS対応が強化されている。次の画面のように、[CSS のプロパティ]ウィンドウでCSSの設定が容易に行える。
[CSS のプロパティ]ウィンドウ |
このウィンドウはメニュー・バーから[ビュー]−[CSS のプロパティ]を選択すれば表示される。 |
また、[スタイルの管理]ウィンドウにより.cssファイルや現在作業中のページのCSSの管理も柔軟に行える。
[スタイルの管理]ウィンドウ |
このウィンドウはメニュー・バーから[ビュー]−[スタイルの管理]を選択すれば表示される。 |
当然、スタイルの記述にはIntelliSenseも利く。
CSSコードに対応したIntelliSense |
●新機能7: ASP.NET AJAX
VS 2008で“LINQ”の次に注目されているのがASP.NET AJAXへの正式対応である。AJAX技術をASP.NETで利用できるようにしたASP.NET AJAXは、これまで別コンポーネントとして提供されてきた。VS 2008(.NET Framework 3.5)にはこれが標準で含まれている。これについても詳しくは後日公開予定の記事で紹介するため、説明は割愛する。ここではスクリーン・ショットのみを掲載しておこう。
VS 2008におけるASP.NET AJAXの開発例 |
ツールボックスにはASP.NET AJAX用のコントロールやコンポーネントが標準で含まれている。 |
●新機能8: JavaScriptコードのデバッグ
ASP.NET AJAXが搭載されたということもあって、JavaScriptコードのデバッグ機能が強化されている。ただし、デバッグできるのはIE(Internet Explorer)を利用するときのみ。当然、IntelliSenseも完全にJavaScriptコードに対応している。
JavaScriptコードのデバッグ |
この画面からも分かるように、JavaScriptのオブジェクトの内容も簡単に参照できる。
●新機能9: ネスト可能なマスタ・ページ
ASP.NET 2.0では、マスタ・ページは便利であるからこそ、「ネスト(入れ子に)するとフォーム・デザイナが利用できない」という欠点に不満が集まっていた。マイクロソフトは、VS 2008(ASP.NET 3.5)でこの不満に対応した。次の画面のように、マスタ・ページをネスト可能になっている。
ネスト可能なマスタ・ページ |
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続いてWindowsアプリケーションや新たに追加されたアプリケーション関連の新機能だ。
INDEX | ||
[特集]VS 2008&.NET Fx 3.5概要(前編) | ||
Visual Studio 2008に搭載された17の新機能 | ||
1.Visual Studio 2008 IDE全体の新機能 | ||
2.ASP.NET Webアプリケーションの新機能 | ||
3.Windowsアプリケーションの新機能と新型アプリケーション | ||
4.そのほかのプロジェクトにおける新機能とVS 2008の情報 | ||
- 第2回 簡潔なコーディングのために (2017/7/26)
ラムダ式で記述できるメンバの増加、throw式、out変数、タプルなど、C# 7には以前よりもコードを簡潔に記述できるような機能が導入されている - 第1回 Visual Studio Codeデバッグの基礎知識 (2017/7/21)
Node.jsプログラムをデバッグしながら、Visual Studio Codeに統合されているデバッグ機能の基本の「キ」をマスターしよう - 第1回 明瞭なコーディングのために (2017/7/19)
C# 7で追加された新機能の中から、「数値リテラル構文の改善」と「ローカル関数」を紹介する。これらは分かりやすいコードを記述するのに使える - Presentation Translator (2017/7/18)
Presentation TranslatorはPowerPoint用のアドイン。プレゼンテーション時の字幕の付加や、多言語での質疑応答、スライドの翻訳を行える
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