特集
VS 2008&.NET Fx 3.5概要(前編)

Visual Studio 2008に搭載された17の新機能

デジタルアドバンテージ 一色 政彦
2007/12/19
2007/12/20 更新
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そのほかのプロジェクトにおける新機能とVS 2008の情報

新機能15: WFプロジェクト

 VS 2008では、.NET Framework 3.0で搭載された新機能のWF(Windows Workflow)を実装するためのプロジェクト・テンプレートおよびデザイナが追加されている。そのプロジェクト・テンプレートは次の8つだ。

  • 「シーケンシャル ワークフロー コンソール アプリケーション」
  • 「ステート マシンのワークフローコンソール アプリケーション」
  • 「シーケンシャル ワークフロー ライブラリ」
  • 「ステート マシンのワークフロー ライブラリ」
  • 「ワークフロー アクティビティ ライブラリ」
  • 「SharePoint 2007 シーケンシャル ワークフロー」
  • 「SharePoint 2007 ステート マシンのワークフロー」
  • 「空のワークフロー プロジェクト」

 次の画面は、シーケンシャル・ワークフロー・コンソール・アプリケーションのテンプレートからプロジェクトを新規に作成して、WFデザイナでワークフローをデザインしている例である。

WFのプロジェクト・テンプレートとデザイナ

新機能16: WCFプロジェクト・テンプレート

 VS 2008では、.NET Framework 3.0からの新機能であるWCF(Windows Communication Foundation)のプロジェクト・テンプレートが、以下の画面のとおり追加された。

WCFのプロジェクト・テンプレート

 追加されたプロジェクト・テンプレートは次の4つだ。

  • 「WCF サービス ライブラリ」
  • 「配信サービス ライブラリ」
  • 「シーケンシャル ワークフロー サービス ライブラリ」
  • 「ステート マシンのワークフロー サービス ライブラリ」

 「ワークフロー」という名前の付いたテンプレートは、先ほど紹介したWFを組み合わせたテンプレートである。

新機能17:Professional Editionから単体テスト機能を搭載

 新機能というわけではないが、以前はTeam SystemのTeam Edition for Software DevelopersやTeam Edition for Software Testersにしか搭載されていなかった単体テスト機能が、VS 2008ではProfessional Edition以上のエディションに標準で搭載されている。

VS 2008の単体テスト機能
この画面はTeam Suiteのものなので注意してほしい。Professional Editionの場合、[テスト コントローラの管理]などのメニュー項目が存在しない。

 最後にVS 2008の注目すべきニュース情報についても少しお知らせしておこう。

安定性とパフォーマンスの向上

 「@IT NewsInsight:5000個のバグと戦った、MSが『Visual Studio 2008』RTM出荷」で紹介されているように、今回のVS 2008は不具合の解消に積極的に取り組み、高い安定性とパフォーマンスの向上を実現したといわれている。

Visual Studio Team System 2008について

 欧米では、開発製品の売り上げの半分はすでにTeam Systemだそうだ(もちろんTeam Systemの価格がずばぬけて高いために売り上げが立ちやすいというのも理由の1つだろうが……)。日本もこれに続くべく、Team System 2008でさらなる売り上げ増加を目指しているようだ。

VS 2008アカデミック版について

 アカデミック版は、これまでStandard Edition相当の機能だったが、VS 2008からはProfessional Edition相当の機能に強化された。学生は、安価でより充実した開発が行えるようになる。

日本発アプリケーションの開発に向けて

 「@IT NewsInsight:Visual Studio 2008で『メイド・イン・ジャパン』のアプリケーションを」で紹介されているが、今回のVS 2008の記者発表で「VS 2008を活用して、日本人の感性を生かした日本発アプリケーションの開発に励んでほしい」という熱いメッセージがマイクロソフトから出ている。End of Article

 

 INDEX
  [特集]VS 2008&.NET Fx 3.5概要(前編)
  Visual Studio 2008に搭載された17の新機能
    1.Visual Studio 2008 IDE全体の新機能
    2.ASP.NET Webアプリケーションの新機能
    3.Windowsアプリケーションの新機能と新型アプリケーション
  4.そのほかのプロジェクトにおける新機能とVS 2008の情報


更新履歴
【2007/12/20】本記事の一部に以下のような誤りがありました。お詫びして訂正させていただきます。

今回からVS 2008とTeam Systemの関係は若干変更されている。両者は、これまでそれぞれ独立した枠組みで提供されていたが(つまりVisual StudioとVisual Studio Team Systemはそれぞれ別枠だったが)、VS 2008からはTeam SystemもVS 2008の枠組みの中に組み入れられる。つまり、Express Editions、Standard Edition、Professional Edition、Team Systemが「VS 2008」という枠組みの中で並列に並ぶようになる。
(記述を削除しました。VS 2005のときからTeam Systemは「VS 2005」の枠組みの中に入っていた)


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