.NET Tools
注目のJava→C#コンバータを試用する
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2002年3月現在で入手可能なJLCAは、英語版のベータ1のみである。このベータ1をインストールするには、英語版のVS .NETのRC版、または製品版が必要で、VS .NET ベータ2日本語版では利用できない。そこで、新たにWindows 2000 Server日本語版上にVS .NET英語版(製品版)をインストールし、その上にJLCAをインストールした。インストールそのものは、選択に悩む項目もなく、すぐに終わった。
JLCAを起動するには、VS .NETの統合環境のメニューから[File]-[Open]-[Convert Project]と選べばよい。すると次のように、インストール済みの変換機能が一覧表示される。
JLCAのみがインストールされている状態では、選択候補は1つしかないので、迷うことはないだろう。唯一のアイコンをクリックしてから[OK]ボタンをクリックする。
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VS .NETの統合環境から起動したJLCA |
ここでは、プロジェクトを変換するためのコンバータが一覧される。
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次から変換作業用のウィザードが始まる。説明を読んで、[Next]ボタンを押す。
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JLCAウィザードの開始画面 |
変換作業はこのウィザードに従って実行する。
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次に、変換元となるVisual J++のプロジェクト・ファイルの位置を指定する。
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Visual J++プロジェクト・ファイルの指定 |
最初は、変換元となるVisual J++のプロジェクト・ファイルを指定する。
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次に変換結果を格納するパスを指定する。
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変換後のプロジェクトを格納するパスを指定 |
変換によって新しく生成されるプロジェクトの保存先を指定する。
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以上で最終確認の画面になるので、[Next]ボタンを押す。
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JLCAウィザードの確認画面 |
以上でウィザードの指定は完了である。ここで[Next]ボタンをクリックすれば、変換処理が開始される。
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後は結果を待つだけである。
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プロジェクト変換中のJLCAウィザード |
まだベータ1なので性能については評価できないが、変換にはかなりの時間を要する。
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変換処理にはかなり時間を要する。まだベータ版なので、処理性能について論じるべきではないが、37ファイル、約1万5000行からなるプロジェクトを手元のマシン(CPU:Pentium III-550MHz/メモリ:256Mbytes)で変換したところ、30分程度かかったことを付記しておく。ただし基本的に1回しか実行しないものなので、特に実用性に問題があるとは感じなかった。
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