連載
改訂版
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本記事は、(株)技術評論社が発行する書籍『VB6プログラマーのための入門 Visual Basic .NET 独習講座』の一部分を許可を得て転載したものです。同書籍に関する詳しい情報については、本記事の最後に掲載しています。 |
領域ディレクティブ |
プリプロセッサには、ソース・コードのある領域を区切って印を付けるディレクティブがある。#Regionと#End Regionで囲まれた範囲は、領域として区切られる。実際に区切ってみたサンプル・プログラムがリスト16-8である。
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リスト16-8 #Regionと#End Regionを使用したプログラム |
領域を区切っても、ビルドした結果には何の影響も及ぼさない。しかし、統合開発環境では便利に使うことができる。統合開発環境のエディタを見ていただきたい(図16-9)。
●図16-9 リスト16-8を統合開発環境のエディタで見た場合 |
この状態で、#Regionの行の左側にある四角で囲まれた「-」記号をクリックしてみよう。すると、以下のような表示になる。
●図16-10 クリックにより#Regionから#End Regionまでを折り畳んだ場合 |
つまり、ワンクリックで、領域を見えないように折り畳んで隠してしまうことができるのである。ソース・コード上に必要だが、本来の開発にあまり関係のないものは、領域で囲って隠してしまうと便利である。実際、プロジェクトの新規作成で自動生成したソースでも便利に使われている。この例で“Windowsフォームデザイナで生成されたコード”という行は、隠された領域にほかならない。この部分は、統合開発環境が自動的に書き直してくれるので、プログラマーが内容を見る必要はない。そのため領域を用いて隠してしまっているわけである。
なお、メソッド本体内では、領域を開始することも終了することもできない。つまり、メソッドの一部だけを隠すような使い方はできないようになっている。
『VB6プログラマーのための入門 Visual Basic .NET 独習講座』 本記事は、(株)技術評論社が発行する書籍『VB6 プログラマーのための 入門 Visual Basic .NET 独習講座』から許可を得て転載したものです。 【本連載と書籍の関係について 】 この書籍は、本フォーラムで連載した「連載 プロフェッショナルVB.NETプログラミング」を大幅に加筆修正し、発行されたものです。技術評論社、および著者である川俣晶氏のご好意により、書籍の内容を本フォーラムの連載記事として掲載させていただけることになりました。 →技術評論社の解説ページ ご注文はこちらから |
INDEX | ||
[連載] 改訂版 プロフェッショナルVB.NETプログラミング | ||
Chapter 16 プリプロセッサ | ||
1.条件付きコンパイル/条件付き定数 | ||
2.領域ディレクティブ | ||
「改訂版 プロフェッショナルVB.NETプログラミング 」 |
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