最新GUIツールで基礎から学べる
連載:いまから始めるJava入門(3)
自分でクラスを作ってみよう
たけぞう
2001/1/22
この連載も、始まって5カ月になりましたが……ついに、Java2(J2SE)バージョン1.3が、Windows版、Solaris版、Linux版のすべてにおいて正式リリースされました。さらにJBuilder4.0の日本語版もいよいよリリースされました。Foundation版は、すでに、雑誌の付録やダウンロードサービスなどで入手可能になっているようです。また、Enterprise版の体験版である「JBuilder
4 Startup Kit」のCD-ROMも無償で手に入れられるようです。
JBuilder4.0の詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
それにしても……連載が始まって5カ月で、「最新」だったツールが「最新」でなくなってしまいました(^^; このスピードには目を見張るものがありますね。
今回はそのまま、JBuilder3.5を使用しますが、次回からバージョン4.0にシフトする予定ですので、ご承知おきください。いずれにしろFoundation版はフリーですし、大きな違いはないはずです。
さて、今回はサンプルとして「カレンダ」を作ります。下の図が、今回の完成図です。
起動すると、まず現在の月のカレンダーが表示されます。画面上部には現在の年・月が表示され、その左右に付いているボタンを押すと前の月・次の月が順に見られる仕組みです。
今回のポイントは2つです。1つ目に……いままではJavaのクラスを「使う」方法のみを紹介してきましたが、今回はクラスを「作る」方法を紹介します。
2つ目に、カレンダーの表示に使っている、「JTable」コンポーネントの基本的な使い方を紹介します。このようなテーブル表示は、実際の業務用アプリケーション、特にデータベースと連携させたものを作成するには必須といってよいでしょう。このJTableコンポーネント自身も、それを意識した設計になっています。皆さんが使い方を覚えておいて、損はないはずです。
それでは、まず実際に作っていく手順から、説明しましょう。出来合いのサンプルはこちらからダウンロードできます。
(1)サンプル:今回はカレンダー |
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第3回 自分でクラスを作ってみよう | |
(1)
サンプル:今回はカレンダー ウィザードで下準備 画面を2つに分割:年月表示エリアとカレンダー表示エリア 年月表示エリアにコンポーネントを張り付ける 「新規作成」メニューで編集エリアをクリアする カレンダーの「モデル」クラスを作る CalendarFrameにCalendarModelクラスのオブジェクトを追加する おまけのコードを追加・完成 |
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(2) ここまでの種明かし JTableとMVCモデル インターフェイスって何? |
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