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■コンテンツ変換ミドルウェア |
■CAFEMOON C3GATE Sever/バーテックスリンク
「CAFEMOON C3GATE Server」は、PCのブラウザ用に作られたコンテンツをiモード、EZweb、J-スカイなどのインターネット対応携帯電話やモバイル端末、セットトップボックス向けのコンテンツに自動変換するサーバソフトウェア。プロキシ型のアーキテクチャを採用しているので、既存のコンテンツには基本的に手を入れる必要はない。また、既存のiモード用コンテンツをEZWeb、J-スカイ向けに配信することもでき、iモードからのアクセスの場合はコンテンツ変換を行わないiモードスルーモードも持ち合わせている。
ターゲット別配信
また、コンテンツ変換だけではなく、「ターゲット別配信」という新たなコンセプトを搭載した「CAFEMOON C3GATE Server for Mobile Marketing」もリリースした。iモード、J-スカイ、EZWeb、Lモードといったキャリア別配信だけではなく、503iシリーズといった端末のシリーズ向け配信、N503iやP503iなどの機種別への配信を実現した。また、NTT東西が開始したばかりのLモードにいち早く対応しているのも特徴だ。キャリアや端末のシリーズ、機種の限定は、専用タグを追加することで指定できる。専用の管理コンソールを利用することによりターゲット別配信の時間や期間などを指定することも可能。その他広告配信機能などマーケティングツールとしての管理ソフトとしての拡張機能も搭載されている。コンテンツ変換とマーケティング管理機能が一体となり、今後さらなるバージョンアップが期待される製品だ。標準価格1CPU当り300万円(税別)
−バーテックスリンクのホームページ/CAFEMOON C3GATE Server製品情報
「x-Servlet」は、コンテンツ変換ミドルウェアとしては老舗の部類に入るミドルウェア。シングルソースからアクセス元の端末に対応した記述言語に変換、画像データの変換も効率的に行う。既存のデータベースシステムとの連携も保障されている。変換・ソース一元管理に的を絞った製品。Javaで動作するミドルウェアで、各キャリアの公式サイトなどでの実績も評価されている。価格もこの類のソフトウェアではかなり低価格に抑えられている。その他画像変換などの拡張機能はオプションで提供される。
−フレックスファームのホームページ/x-Servlet製品情報
「UbiquinoX AnyMobile 1.2」は、iモード向けに作成されたコンテンツを、EZweb、J-スカイ向けにリアルタイムに変換するソフトウェア。
また、この6月にはAnyMobile 2.1を専用サーバにプレインストールした「UbiquinoX AnyMobile V2.1AS」を発表した。 AnyMobile V2.1ASは、内部に各携帯電話機の詳細な特徴やスペック情報が格納された専用のデータベースを持ち、携帯電話機ごとにその特徴を反映した画像サイズの変更やページ分割が可能となっている。また、このデータベースをインターネット経由リモートで定期的に自動更新も可能。
もともと海外(イギリス)のSI企業が開発したもので、WAPに強いとされている。
−アルゴグループのホームページ/Any Mobile 製品情報
■cMagic for WTP、cMagic.i for WTP/プロファイブ
「cMagic for WTP」は、IBM WebSphere Transcoding Publisherのプラグインで、HTMLで作成されたコンテンツをiモード、EZweb、J-スカイ、ドットi向けにに変換する。
「cMagic.i for WTP」は、cMagic for WTPと同様にIBM WebSphere Transcoding Publisherのプラグインで、iモード向けコンテンツをEZweb、J-スカイ、ドットi向けにに変換する。
どちらも、イメージ変換機能、ページ分割機能、絵文字変換機能などを搭載している。すでにWebSphereを導入している企業にはお勧めできる。
■MobilenetServer/WEB/NECソリューションズ
「MobilenetServer/WEB」は、既存のWebコンテンツをiモードやJ-スカイ、EZweb向けに変換するソフトウェア。画像フォーマットのPNG、BMPへの変換やページの分割などもサポートしている。
また、特徴的なのは、著作権対応の機能で、Webコンテンツ制作者(著作権者)の承諾が得られたサイトに限り、コンテンツ変換するように設定できる。
−NECソリューションズのホームページ/MobilenetServerの製品情報
「OpenKSP」は、マルチデバイス(パソコン、EZweb、iモード、J-スカイ、H"LINK)に対応したコンテンツ・サイトを作成、配信できるフリーソフト。HTMLを独自に拡張した拡張タグと簡単なスクリプトにより単一のソースを記述するのが特徴。各携帯端末向けの自動画像切り替え機能、セッション管理機能などを搭載している。ただし、キャリアごとの画像フォーマットの違いには対応してないので、それぞれのフォーマットの画像を用意する必要がある。
OpenKSPの上位機能のものとして、「μ-スクリプト Pro」(有償)がある。これはミドルウェアではなく、有償のサービスで、京セラコミュニケーションシステムの提供する「D@TA Center」をベースにしている。各種データベースやアプリケーションサーバとの連携により、マルチデバイス対応のほか、課金や会員認証、セッション管理などの高度な機能を駆使したサービスを、低コストかつ短期間で実現可能。単なるコンテンツ変換部分は無料でフリーソフトとして提供し、課金や会員認証といった付加機能による効果的なコンテンツ配信・コンテンツビジネスを行うためには有料というわけだ。
−京セラコミュニケーションシステムのホームページ/OpenKSPの製品情報
■コンテンツ変換の今後 |
先日もEZwebネットワーク上のアクセストランスレータが改善され、EZwebからiモードのサイトを見ることができるようになった。そういったキャリア側の企業努力による相互運用性の向上もさることながら、今後はWAPがWAP 2.0になることが最大の関心事であることは間違いない。EZwebはWAP 2.0を採用することがほぼ確実視されており、記述言語としてXHTML Basic・WMLに対応する可能性が高い。また、J-スカイもiモードも最終的にはXHTML Basicをベースにしていくものと思われる。記述言語の統一化が進む中、今後コンテンツ変換ミドルウェアは、そうしたものの上にいかにして付加価値を提案できるかがポイントとなっていくだろう。
モバイルコンテンツには、PCの世界と融合できないユーザーを対象としたテーマやコンテンツ内容があり、それが業界を形づくっている。そして、今後よりBtoB向けのアプリケーションがモバイルの分野に投入され、インターネットとシームレスに接続されたさまざまなアプリケーションが世に登場してくることを考えれば、マルチアクセス・マルチデバイス対応という需要がなくなるとは考えにくい。むしろ、よりそうした方面(ビジネス・コマース的な役割)を担うものとして、コンテンツ変換ミドルウェアがその役割を果たすことを期待したい。
またモバイル向けのコンテンツはとかく「細かく分割され、ページ数が多い」「仕様・端末の多様化により管理が大変」という特有の問題があるが、効率的にコンテンツを管理する、ということが求められているのも事実である。そうした機能(サイト更新・データベース更新機能)などが、今後追加されてくることも容易に予想される。
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コンテンツ変換ミドルウェカタログ | |
コンテンツ変換が必要となる3つの理由 | |
コンテンツ変換ミドルウェア CAFEMOON C3GATE Sever/バーテックスリンク x-Servlet/フレックスファーム UbiquinoX AnyMobile/アルゴグループ cMagic for WTP、cMagic.i for WTP/プロファイブ MobilenetServer/WEB/NECソリューションズ OpenKSP/京セラコミュニケーションシステム コンテンツ変換の今後 |
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