どうやったら日本語ドメイン名が使えるようになるのか

米谷嘉朗(JPRS)
2003/10/15

 日本語ドメイン名は、Punycodeに変換して設定します。その点を除けば、ほかは従来のASCIIドメイン名の設定と変わりません。DNSの設定上は、日本語ドメイン名もASCIIドメイン名として扱うということです。

 例えば「ドメイン名例.jp」という日本語ドメイン名は、DNSの設定上では「xn--eckwd4c7cu47r2wf.jp」というASCIIドメイン名になります。

 以下に、BIND 8および、BIND 9の場合での設定例を示します。

リスト2:named.confの設定(zone定義部分のみ)
zone "xn--eckwd4c7cu47r2wf.jp" { // ドメイン名例.jp
type master;
file "domeinmeirei.zone";
};

リスト2:domeinmeirei.zoneの設定(ネームサーバホスト名も日本語JPドメイン名を使用)
$TTL 3600
$ORIGIN xn--eckwd4c7cu47r2wf.jp.
@ IN SOA ns.xn--eckwd4c7cu47r2wf.jp. root.ns.xn--eckwd4c7cu47r2wf.jp. (
20030901 3600 900 3600000 3600
)
IN NS ns.xn--eckwd4c7cu47r2wf.jp.
IN A 192.168.10.21
ns IN A 192.168.10.20

【注意】
 2003年9月16日以降、ネームサーバホスト名に日本語JPドメイン名を使えるようになりました。

関連記事 IDN対応のネットワークにする方法【特集:いますぐ使える国際化ドメイン名の理論と実践】
JPドメイン名の登録等に関する技術細則等の変更について(JPRSリリース)

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