特集：Webアプリケーション+αの使い勝手を実現するカスタムブラウザの作り方

調べもの専用Googleブラウザを作ってみよう

アリエル・ネットワーク
中山淳
2006/12/7

カスタムブラウザの基礎作り

　まずは、開発の単位となるプロジェクトを作成します。

1. Visual C++ 2005 Express Editionを起動して、メニューの［ファイル］―［新規作成］―［プロジェクト］を選びます。

2. ［Win32］の［Win32 コンソールアプリケーション］を選び、［プロジェクト名］に作成するカスタムブラウザの名称を入力します（ここでは「AtBrowser」とします）。

3. ［Win32 アプリケーションウィザード］が表示されるので、［アプリケーションの設定］を選んで下記の設定を行います。

（1）　［アプリケーションの種類］で［Windowsアプリケーション］を選択します。

（2）　［追加のオプション］で［空のプロジェクト］をチェックします。

4. ［完了］ボタンを押してプロジェクトの作成を完了します。

　以上で、プロジェクトの作成が完了しました。

Hello Worldアプリケーションで動作確認

　さっそく、ソースファイルを追加していき、カスタムブラウザの作成を進めていきましょう。その前に、Hello Worldアプリケーションを作って、ここまでの作業が正しかったことを確認します。

1. ソリューションエクスプローラの［ソースファイル］を右クリックし、［追加］―［新しい項目］を選びます。

2. ［Visual C++］の［C++ファイル（cpp）］を選び、［ファイル名］に「main.cpp」を入力して［追加］ボタンを押します。

3. 空のソースファイルが作られますので、下記のソースコードを入力します。

#include <windows.h> #include <tchar.h> int APIENTRY _tWinMain(HINSTANCE hInstance,                      HINSTANCE hPrevInstance,                      LPTSTR    lpCmdLine,                      int       nCmdShow) {     MessageBox(NULL, _T("Hello, World!"), _T("Test"), MB_OK);     return 0; }

4. メニューの［ビルド］―［ソリューションのビルド］を選んで、ビルドを行います。

［出力］ペインに「ビルド: 1 正常終了、0 失敗」と表示されれば成功です。

5. メニューの［デバッグ］―［デバッグ開始］を選び、ビルドしたAtBrowserを実行します。

　メッセージボックスに「Hello World」と表示されれば成功です。

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INDEX
調べもの専用Googleブラウザを作ってみよう
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	Page3＜カスタムブラウザの作成＞ カスタムブラウザらしいコードを追加する
	Page4＜調べもの専用Googleブラウザ＞ プラスαの価値をカスタムブラウザ

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