Windows HotFix Briefings ALERTセキュリティ情報
DA Lab Windowsセキュリティ |
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■[脆弱性]PowerPointにメモリ破壊の脆弱性がありリモート・コードが実行される
Officeのビジネス・プレゼンテーション・アプリケーション、PowerPoint(2000/2002/2003)にメモリ破壊の脆弱性が発見された。攻撃者によるリモート・コード実行が可能である。マイクロソフトから修正プログラムはまだ提供されていないが、すでにこの脆弱性に対する攻撃(メール添付型ウイルス)が開始されている。注意が必要だ。
■[脆弱性/修正プログラム]Adobe Acrobat 6.0.xにリモート・コード実行の脆弱性。修正プログラムがリリース
Adobe Acrobat 6.0〜6.0.4(有償製品版。Acrobat Readerは含まず)にバッファ・オーバーフローの脆弱性があり、攻撃者によりリモート・コード実行が可能であることがAdobeから報告され、この脆弱性を修正したバージョン(Acrobat 6.0.5)を公開した。Acrobatを利用している場合には、更新が必要である。
無償のリーダ・ソフトウェアであるAcrobat Readerについては特に記述はない。Acrobat Readerはこの脆弱性の影響を受けないものと思われる。
■[サポート終了]Windows 98/98SE/Meのサポートが2006年7月12日をもって終了
マイクロソフトは、2006年7月12日(水)に公開した月例修正プログラムのリリースをもって、Windows 98/98SE/Meのオンライン・セルフ・サポートを終了した。今後は、たとえWindows 98/98SE/Meに重大な脆弱性が発見されても、原則としてマイクロソフトは修正プログラムを公開しない。つまり、脆弱性を放置するしかないわけだ。特に、ネットワークに接続されたWindows 98/98SE/Meが存在する場合には、新しいOSなどへの移行を早期に進めたほうがよいだろう。
■[脆弱性]Windows OSがプレインストールされたIBM/Lenovoシステムにリモート・コード実行の脆弱性
セキュリティ情報サービス・ベンダのeEye(住商情報システム)によれば、Windows OSをプレインストールしたコンピュータに脆弱性があり、攻撃者によるリモート・コード実行が可能になるとのことだ。
この件に関し、ベンダからの正式な情報はまだ開示されていない模様である。該当するコンピュータを利用している場合には注意が必要だろう。
■[脆弱性]IEにリモート・コード実行の可能性を含む複数の脆弱性
H.D.Moore氏は、自身で運営するブログ「Browser Fun」で、IEに関する複数の脆弱性を報告し、実証コードを公開している。原稿執筆時点では、18個の脆弱性が報告されていた。リモート・コード実行が可能になる重大なものが多く、注意が必要だ。これらの脆弱性を解消する修正プログラムは、まだマイクロソフトからは提供されておらず、ゼロデイ攻撃が可能な脆弱性である。
INDEX | ||
[Windows HotFix Briefings ALERT] | ||
1.緊急レベル5件を含む7件のセキュリティ修正が公開(1) | ||
2.緊急レベル5件を含む7件のセキュリティ修正が公開(2) | ||
3.そのほかのセキュリティ、修正プログラム関連情報 | ||
Windows HotFix Briefings |
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