Insider's Eye

マイクロソフト、RC2登録特典を利用したWindows 2000 Professionalの購入方法を公開

デジタルアドバンテージ
2000/01/31


 2000年1月28日、マイクロソフトは、コンピュータ雑誌の付録などとして広く配布したWindows 2000 Professional RC2 CD-ROM(1999年11月付けの「日本語プレリリース版」。以下RC2版として統一表記)を入手し、同社が運営するWindows 2000のオフィシャル サイト(win2000j.com)でユーザー登録を行ったユーザーに対する特典を利用したWindows 2000 Professional製品版の具体的な購入方法について明らかにした(マイクロソフトによるこの「特典の解説ページ」、および今回発表された「特典の利用方法のページ」をそれぞれ参照)。

特典の権利を得るには、Windows 95/Windows 98の正規ユーザーであることが必要

 多くのユーザーに対し、Windows 2000の早期体験を促すために、マイクロソフトは開発途中バージョンであるWindows 2000 RC2版をコンピュータ専門誌の付録CD-ROMなどに収録し、 同社の発表によれば、約200万コピーを配布したとしている。このRC2版を収録した雑誌一覧については、win2000j.comの「Windows 2000 関連書籍情報」のページを参照されたい。月刊雑誌に添付されたものはWindows 2000 ProfessionalのRC2のみだが、ムック形式の一部の別冊(このページで「書籍」として分類されている本)には、Windows 2000 ServerのRC2も収録された。200万コピーという触れ込みが本当かどうかは不明だが(ご存じのとおり、日本の雑誌には『公称部数』というマジックがある)、いずれにせよかなりの規模であることは間違いなく、読者の多くも、すでにこのCD-ROMをお持ちのことだろう。

 このRC2の大量配布計画が公に発表されたのは、昨年(1999年)の11月25日付けで発信されたマイクロソフトのリリース(「Microsoft Windows 2000」日本語版 2000年2月18日(金)に発売)である。プレスは招待されなかったが、同日マイクロソフトは、国内のリセラーやPCシステム ベンダ、ソフトハウスなどに向けて「Microsoft Windows 2000 Marketing Day」と呼ばれるカンファレンスを開催している。

 前出のリリース、およびMarketing Day参加者からの情報に基づき、本サイトでは、ニュース記事を執筆・公開した(Insider's eye--速報:マイクロソフト、日本語版Windows 2000の発売日、価格、マーケティングプランを正式発表)。前出のリリースによれば、「同サイト(win2000j.com)で登録を行ったWindows 2000 RC2ユーザー向けに、ユーザー情報をもとにパーソナライズした情報を定期的に電子メールで発信し、最新情報の更新を行い円滑な製品導入を充実させるとともに、早期評価の特典としてWindows 2000 製品版へのバージョンアップグレードの権利を提供します」とあるため、当該ニュース記事では、登録RC2ユーザー全員に特典が与えられるものとして話を進めてしまったが、最終的にこれは間違いであった。お詫びと訂正もかねて、以下で「RC2登録ユーザー特典」について整理させていただく。

RC2ユーザー特典を行使するための条件

 「RC2登録ユーザー特典」を使って、Windows 2000 Professionalのバージョン アップグレード パッケージを購入するためには、次の4つの条件をすべて満たさなければならない(なお、Server版に対する特典は用意されていない)。

1. Windows 95またはWindows 98(Second Edition)の正規ユーザーであること
2. パソコン雑誌などに添付されたWindows 2000 Professional RC2を所有していること
3. 手持ちのPCに2.のRC2版をインストールしていること
4. win2000j.comにおいて、RC2ユーザー登録を行っていること

 参考までに、すでに発表されているWindows 2000 Professionalのパッケージの種類と、それらの推定小売価格一覧を下に示す。

Windows 2000 Professional製品パッケージ 推定小売価格
Windows 2000 Professional完全版
3万8800円
Windows NT Workstation 3.51/4.0からのバージョン アップグレード パッケージ
1万6800円
Windows 95/98からのプロダクト アップグレード パッケージ
2万7400円
アップグレード アカデミック パッケージ
1万5000円
Windows 2000 Professional各パッケージの推定小売価格

 上の条件のうち、最も重大なものは1.で、現Windows 95/Windows 98(含Second Edition)でなければ特典は行使できない。つまり、今回の「RC2ユーザー特典」は、「現Windows 95/98ユーザー」のみを対象としたもので、これらのユーザーに対し、本来はプロダクト アップグレード パッケージ(推定小売価格:2万7400円)を購入すべきところを、Windows NT Workstation 3.51および4.0ユーザーに対するものと同じバージョン アップグレード パッケージ(推定小売価格:1万6800円)を購入できるようにしたものということになる。逆に言えば、「現Windows 95/98ユーザー」以外のユーザーに特典はなく、たとえwin2000j.comでRC2ユーザー登録を行ったユーザーであっても、完全版(推定小売価格:3万8800円)を購入しなければならないということだ。

RC2ユーザー特典を使ったバージョン アップグレード パッケージの購入手順

 マイクロソフトのくだんのページ(win2000j.comの「特典のご利用方法」)によれば、win2000j.comに登録したRC2ユーザーには、2月14日より順次、「RC2ユーザーID」が記載された「Microsoft Windows 2000 Professional 日本語版 バージョン アップグレード パッケージ購入許諾書」が電子メールで送付される。しかしこの「許諾書」をプリントアウトするなどして購入時に提示する必要はなく、単に店頭から「Windows 2000 Professionalバージョン アップグレード」パッケージを購入してくればよい。「バージョン アップグレード」パッケージ内のユーザー登録ハガキに「RC2ユーザーID」を記載する欄があるかどうかは不明である(前出の「特典のご利用方法」によれば、電話サポートを受ける際に必要になる場合があるとしているが)。

 後は購入したパッケージのCD-ROMから、Windows 2000 Professionalを手持ちのPCにインストールする。注意してほしいのは、「RC2登録ユーザー特典」を行使するには、「Windows 95またはWindows 98(Second Edition)の正規ユーザー」かつ「手持ちのPCにRC2版をインストールして評価する」必要があるが、これは「バージョン アップグレード」パッケージのインストーラが、Windows 95/Windows 98/NT 3.51/NT 4.0/Windows 2000 Pro RC2がインストールされたシステムでなければ実行できないとか、「RC2版をテストしたマシンでなければインストールできない」というわけではないということである。

 本Windows 2000 Insider編集部に到着した「バージョン アップグレード」パッケージ相当のCD-Rで試したところでは、何もインストールされていないPCに「バージョン アップグレード」版をインストールしようとしたところ、インストール途中で「Windows NT 3.51、NT 4.0、Windows 95、Windows 98のいずれかのインストール用CD-ROMをドライブに挿入せよ」というメッセージが表示された。そこでWindows 2000のインストール用CD-ROMをいったんこれらのCD-ROMに入れ替えたところ、何らかのファイルが検索されてCD-ROMが識別され(どのファイルを検索しているかは不明)、インストール作業を続行することができた。

ユーザータイプ別Windows 2000 Professionalの買い方

 少々込み入ってしまったので、最後にユーザーのタイプ別にWindows 2000 Professionalの購入方法をまとめておこう。

1.Windows 95/Windows 98(SE)ユーザー

 あなたは、本来よりも1万円安価にWindows 2000 Proを購入できるチャンスがある。しかしこのチャンスをものにするためには、win2000j.comの「Windows 2000 関連書籍情報」に掲載されているいずれかの雑誌を購入して、RC2版を入手しなければならない。このページを見るかぎり、月刊雑誌については、すべてRC2収録号の次の号が発売されてしまっているので、バックナンバーを置いている大規模書店でもなければ、出版社に返本されてしまっている可能性が大きい。しかし3つある「書籍」は月刊誌のように1カ月では返本されないので、売れ残っていれば、棚のどこかにあるはずだ。

 すでにRC2を持っているからといって安心してはいけない。RC2を持っているあなたは、win2000j.comの「ユーザー登録」ページに行って、忘れずにユーザー登録を済ませること。締め切りは2000年2月17日 24:00時までである。

 以上のすべての準備を終えたあなたは、マイクロソフトより「RC2ユーザーID」が記載された「Microsoft Windows 2000 Professional 日本語版 バージョン アップグレード パッケージ購入許諾書」が電子メールで送られてくるのを待とう(IDの送付時期についてはwin2000j.comの「特典のご利用方法」を参照)。一部のリセラーでは、すでにWindows 2000の販売予約を行っているところもある。発売日である2月18日に確実にパッケージを手にしたいと予約を入れるときには、「バージョン アップグレード」パッケージを指定すること。

 なお、「RC2ユーザー特典」はパッケージ製品のみが対象になるので、上のすべての条件が揃っていても、Windows 2000 Proのプレインストール マシンを買う場合など(OEM版のWindows 2000 Proを買う場合)には適用されないので注意すること。

 また今回の特典の有効期限は、2000年8月31日までである。購入はこれ以前に済ませよう。運悪くこの締め切りを過ぎてしまったら、あきらめて「プロダクト アップグレード」パッケージ(推定小売価格:2万7400円)を購入するしかない。

2.Windows NT Workstation 3.51、NT Workstation 4.0ユーザー

 あなたは、本来の権利として「バージョン アップグレード」パッケージを購入し、既存のライセンスをWindows 2000 Professionalに移行できる。ただし特別な「特典」はない。

3.Windows製品の正規ユーザーではないが、雑誌付録のRC2版を入手したユーザー

 自作マシンなどで、Linuxなどの非Windows OSを利用している人で、たまたま雑誌付録のRC2を入手したというような人がこれに当てはまる。win2000j.comで登録を行っていれば、あなたは「RC2登録ユーザー」である。しかし残念ながら、特典は行使できないので、「完全版」パッケージを購入する必要がある。

 なお、マイクロソフトが昨年8月末に行った「Windows 2000 日本語プレリリース版(Beta3)評価プログラム」(マイクロソフトが公募したWindows 2000の評価プログラムで、計4万サイトに実費(2000円)でWindows 2000 Professional、Server、Advanced ServerのBeta3を配布し、評価してもらうというもの。詳細はマイクロソフトのニュースリリース「Microsoft Windows 2000 日本語プレリリース版(Beta 3)Corporate Preview Program」を8月30日(月)に一般公募を開始を参照)のユーザー向けに何か特別な特典がないかどうかをマイクロソフトに問い合わせたところ、「そのようなものは予定していない」という回答を得た。これに参加したユーザー向けには、その後、Windows 2000 Professional、Server、Advanced ServerのRC2版が配布されており、これにてプログラムは完了しているようである。

 以上、条件はかなり複雑だが、お間違えのないようにWindows 2000の購入計画を練っていただきたい。End of Article

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  Microsoft Windows 2000 日本語プレリリース版(Beta 3)Corporate Preview Program」を8月30日(月)に一般公募を開始(マイクロソフト)
  Windows 2000(マイクロソフトのWindows 2000のホームページ)
  win2000j.com(マイクロソフトのWindows 2000オフィシャル サイト)
     
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