Insider's Eye速報:Windows 2000 Service Pack 2 日本語版2.SP2の修正項目
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デジタルアドバンテージ 2001/06/02 |
P2における修正項目と関連情報
SP2における修正点は、以下のサポート技術情報に一覧が掲載されている。また、SP2の内容が確定した後で見つかった問題点(SP2のリリースまでに収録が間に合わなかったような問題点)に関する情報やFAQなども用意されているので、1度目を通しておくとよいだろう。
項目 | 参照先 |
SPにおける修正点の一覧 | [NT] Windows 2000 Service Pack 2 修正一覧 (1/4) |
[NT] Windows 2000 Service Pack 2 修正一覧 (2/4) | |
[NT] Windows 2000 Service Pack 2 修正一覧 (3/4) | |
[NT] Windows 2000 Service Pack 2 修正一覧 (4/4) | |
リリースノートの補足情報 | Windows 2000 Service Pack 2 のリリース ノート |
SP2のFAQ | Windows 2000 Service Pack 2 よく寄せられる質問 |
SP2における修正点と補足情報 | |
Service Pack 2で修正点は4つのページに分けて掲載されている。リリースノートの補足情報には、SP2の最終版には間に合わなかった情報が掲載されている。 |
Service Pack 2での主要な修正項目
以下に、各カテゴリ別に抜粋したSP2での修正項目を示す。表の左側の列にあるのは、サポート技術情報の文書番号で、この部分をクリックすると、対応するマイクロソフトのサポート技術情報ページを表示することができる。 なお、見出し行に表記した件数の値は、そのカテゴリに含まれる修正項目の全数を表している。
アプリケーションの互換性(7件) | |
JP274742 | コンソールSTDINとSTDERRのリダイレクトにより16ビットMS-DOSベース プログラムでデッドロックが発生する |
JP275918 | Windows 2000 SP1 適用後に Winsock プログラムで発生する問題 |
JP267938 | [[設定] メニューのプログラムを無効にする] ポリシーを使用している場合に [Web] フォルダが利用できない |
JP263926 | 16 ビットの MS-DOS ベースのプログラムで CreateNewFile() 関数を使用してラベルを変更できない |
基本システム(105件) | |
JP271644 | 20 GB を超える IDE ドライブを使用すると FAT32 を NTFS に変換できない |
JP257357 | ヒープ メモリのフラグメント化によるパフォーマンスの低下 |
JP272682 | UNIX のサービスに対する NTFS のパフォーマンスの改善 |
JP289209 | イベント 2019 により、サーバーが新しいネットワーク接続を受け付けなくなりパフォーマンスが低下する |
JP260233 | Windows 2000 における ATA 100 (モード 5) のサポート |
JP269555 | UDMA の代わりに PIO 使用すると、ATA-100 デバイスがデバイス マネージャで正しく表示されない |
JP266647 | 認識できないパーティションにドライブ文字が自動的に割り当てられる |
JP268094 | Windows 2000 では DirectCD で作成した CD-R ディスクを読み取れない |
JP261601 | 休止モードから再開した後、ビデオが動作しない |
JP261643 | コンピュータを休止モードから再開した後、デバイス マネージャに USB デバイスが表示されない |
JP272655 | サスペンド モードからシステムを再開したときに PC カードが動作しない |
JP273033 | コンピュータを再起動するとボリューム コントロールの設定が失われる |
JP280790 | ページ プールが必要となる前にメモリ マネージャがページを大量に割り当てる |
JP287922 | USB デバイスが接続されたドッキング ステーションを取り外すと "デバイスの取り外しの警告" メッセージが表示される |
JP289225 | サポートされるリフレッシュ レート/有効な表示モードを選択した後、INF が壊れるか、歪んで表示される |
JP265509 | 断片化された System ハイブ ファイルを Ntldr が読み込めない |
JP269629 | Regedt32.exe で 1,024 文字を超える長さの REG_MULTI_SZ エントリを切り捨てる |
JP273400 | Ntbackup.exe が未知のデータ文字列を検出するとデータの復元を続行できない |
JP266731 | 置き換えられたファイルまたはコピーされたファイルにはアクセス許可が継承されない |
Q276516 | ドメインに多数のドメイン コントローラが存在すると、グループ ポリシーが正しく適用されない(Group Policy Not Applied with Many Domain Controllers in Domain) |
JP275704 | すべてのノードからクラスタ ディスクへの不正なアクセスが可能 |
JP263627 | オブジェクトの監査を有効にしておくとコンピュータが応答しなくなることがある |
Q289231 | GlobalAlloc( )を使用してメモリを確保したとき、ユーザー定義フラグがリセットされない(User Defined Flags Are Not Reset When Using GlobalAlloc() to Allocate Memory) |
JP261606 | 3D グラフィック プログラム起動中 Video がハングする |
JP272155 | VIA 1394 PCI ホスト コントローラ使用時の接続に関する問題 |
JP289226 | Windows ドライバ モデルのオーディオ ドライバを使用すると非 PCM ファイルのサウンドが再生されない |
ディレクトリ サービス(73件) | |
JP272990 | ドメイン コントローラをシャットダウンするとダイヤル オン デマンド接続がダイヤルされる |
JP266132 | マルチプロセッサ搭載の Windows 2000 コンピュータが "ネットワーク接続を開始しています" の画面で停止する |
JP257828 | DNS サーバーのキャッシュをクリアできない |
JP258002 | DNS クエリに無効な文字が表示される |
JP259930 | 大量の DNS ゾーンを追加した後 Windows 2000 を起動できない |
JP262289 | 無効な DNS レコードが削除されない |
JP270030 | 逆引き参照ゾーンの数が多いと、Windows 2000 DNS サーバーが起動しない |
JP292300 | セキュリティ監査が有効になっているサーバーでは DNS 管理ツールが機能しない |
JP267855 | 大量のドメイン コントローラがある Active Directory 統合 DNS ゾーンに伴う問題 |
JP276023 | Active Directory 統合 DNS ゾーンの削除に失敗する |
Q289168 | Active Directoryでサイズの大きなグループを更新するとディレクトリのレプリケーションが機能不全に陥る(Directory Replication May Not Work with Large Group Update to Active Directory) |
JP289644 | 同一の接続に対して複数の LDAP バインドがあると、メモリがリークする |
JP272065 | パスワードに誤りのある認証要求がドメイン コントローラから PDC 操作マスタに繰り返し転送される |
JP273663 | クライアントが、ログオンすべきドメイン コントローラを検索できない |
JP295081 | Service Pack 1 のインストール後、ユーザー アカウントをロックできない |
IIS/COM+(44件) | |
JP278511 | 「ActiveX におけるパラメータ照合」の脆弱性に対する対策 |
JP269285 | FTP サーバーがデータ接続できない |
JP271456 | IIS 4.0 により CGI アプリケーションでヒープ破損が発生する |
Q274591 | 管理者以外のユーザーがパフォーマンス・モニタでIIS用のカウンタを使用すると、サーバ・リソースが無駄に消費される(Server Resources Can Expire When Non-Administrative Users Run Performance Monitor for IIS) |
JP264908 | エラー メッセージ "HTTP 403.15 - アクセスは許可されていません : クライアント アクセス ライセンスを超えました。" |
JP251063 | パスワード変更通知で通知されるアカウントにパスワードの有効期限がない |
Q256839 | ODBCロギングを使用中は長いURLを含む要求やパラメータのログが記録されない(Long URL Requests or Parameters Are Not Logged When You Use ODBC Logging ) |
Q259076 | デフォルトFTPやデフォルトWebサイトでユーザーやグループをオペレータとして追加しようとしても選択肢として表示されない(Cannot Add Users or Groups as Operators in Default FTP and Default Web Sites) |
JP269242 | ISP にダイアルしても DCOM のバインドが更新されない |
JP265379 | [FIX] 構成されたコンポーネント間で呼び出し実行時メモリ リーク |
JP260353 | [FIX] COM+ が有効なシステムで Java/COM コンポーネントを使用すると、遅延が発生する |
JP275482 | [FIX] COM+ 1.0 カタログが NTLM ベースの認証を要求する |
メール関連(18件) | |
JP292768 | Sendmail からメールを受信したときの SMTP サーバー上での致命的なエラー |
JP274417 | 多数のドメインを処理するときに STMP サービスがハングする |
JP274065 | Windows 2000 SMTP サービスが Lotus Notes クライアントとクリア テキスト認証に関するプロトコル エラーを返す |
JP275178 | MX レコードが A レコードではなく IP アドレスで構成されていると、SMTP は NDR を返す |
JP292774 | Network News Transport Protocol を使用した場合、ログオンするたびにドメインを指定する必要がある |
Q294175 | 他のドメイン宛のメールを送信すると、メールの処理性能が低下し、遅延通知が送られる(Slow Mail Performance and Notification of Delay When You Send Mail to Another Domain) |
システム管理(54件) | |
JP260834 | ディスクがマウントされたがドライブ文字が割り当てられていない場合、システム モニタに間違ったボリューム サイズが表示される |
JP275506 | ログオン スクリプトの完了前でもデスクトップにアクセスすることができる |
JP261197 | 15 を超える IP アドレスをサーバーに割り当てると Active Directory で問題が発生する |
JP263119 | WinMgmt サービスのアクセス違反 |
JP263693 | 多数のグループに属するユーザーに対してグループ ポリシーが適用されない |
JP263876 | マルチホーム サーバーで最後に返されたエラー応答が DNS にキャッシュされる |
JP270037 | ドライブでポリシーを制限すると ログオン時やファイル ダイアログ ボックス内で無意味なエラー メッセージが表示される |
JP272022 | Mstask.exe がスケジュールされたタスクを実行しない |
JP273653 | パフォーマンス モニタの警告を使用したときに Smlogsvc.exe がリソースを解放しない |
JP273773 | WMI/WDM プロバイダが大きなデータ ブロックでハングアップする |
Q275310 | Windows NT 4.0ドメインにおけるWindows 2000クライアントのアクセス権設定処理に長い時間がかかる(Setting Permissions on Windows 2000 Clients in a Windows NT 4.0 Domain May Take a Long Time) |
JP289197 | [File Server for Macintosh Properties] ダイアログ ボックスでクリックするとアクセス違反が発生する |
JP289199 | Macintosh 用ファイル サーバーを追加すると、ドメインで空のサーバー名が許容される |
MDAC/データ・アクセス(10件) | |
JP271177 | [FIX] ODBC コントロール パネルを使用して、パスワードで保護されたデータベースを修復できない |
JP272373 | [FIX] マルチスレッド アプリケーションで ADO レコードセットを閉じると、アクセス違反が発生する |
JP273772 | [FIX] SQL_NUMERIC または SQL_C_BINARY データを使用した Jet ODBC Driver のメモリ リーク |
MSMQ(3件) | |
Q271646 | MSMQ:ターゲット・コンピュータ上でIP設定が変更されると、Direct=TCPフォーマットの名前を含むメッセージが拒否される(MSMQ: Messages Sent with Direct=TCP May Be Rejected After IP Change on Target Computer) |
Q272202 | MSMQコネクタを含むマルチプロセッサ・ルーティング・サーバでMSMQサービスがデッドロックする(MSMQ Deadlock in QM on Multiprocessor Routing Server with Connector) |
Q277990 | MSMQコネクタ・アプリケーションを実行中のコンピュータで性能が大幅に低下する(FIX: MSMQ Performance Degradation Occurs on Connector Application Computer) |
ネットワーク(86件) | |
JP275213 | ユーザー モード プロセスで NAT リダイレクトをキャンセルすると、メモリ リークが発生する |
JP262386 | 非ページ プール メモリのリークがマスタ ブラウザで発生する |
JP258100 | プロセスが TCP と UDP の両方に対して同じエンドポイントを使用している場合にパフォーマンス問題が発生することがある |
JP261276 | パラレル ポートを使った直接ケーブル接続が、接続直後に切断される |
JP262688 | Windows 2000 の無人インストールの実行中に、静的 IP アドレスが保持されない |
JP269119 | Windows 2000 ベースの RAS クライアントからドメインにログオンできない |
JP263207 | QoS を使用するプログラムによって CPU が 100% 占有される |
JP263464 | Windows 2000 ベースのコンピュータに対する "NET SEND" が成功しない |
動的 DNS 更新オプションが、システム グローバルで無効にしているにもかかわらず、DHCP サーバーに送信される | |
JP264631 | Active Directory で定義できる DHCP サーバーは最大 854 |
JP294234 | DHCP が有効な WINS クライアントが Netbt の名前のキャッシュを頻繁に更新することがある |
JP269553 | 競合の検出が有効に設定されていると、DHCP サーバーで長さゼロのリース期間を使用できない |
JP264716 | ネットワーク モニタで MAC アドレスが正しくフィルタされない |
JP266375 | ネットワーク負荷分散 WMI プロバイダのメモリ リーク |
JP289732 | MS-CHAP 認証を使用する VPN が RRAS サーバーに接続しない |
JP267912 | 呼び出し名が "*" 以外に設定された場合に NetBIOS listen が機能しない |
JP268773 | NAT サーバーで作成された ICMP の "Destination host unreachable" パケットを NAT が正しく転送することができない |
JP269879 | デフォルトの DHCP ゲートウェイがマルチホーム コンピュータのルーティング テーブルに追加されない |
JP271067 | 高速転送のクライアント コンピュータが多数のソケットをオープンする |
JP271180 | サード パーティの PPP サーバー ソリューションを使用すると Windows 2000 のコールバックが機能しないことがある |
JP272494 | IIS サーバーに接続しようとすると "Connection Refused" メッセージが表示される |
ネットワーク・ロード・バランシング使用時、Winmgmt.exeプロセスがメモリ・リークを発生する(Memory Leak in Winmgmt Process When Running Network Load Balancing) | |
JP278522 | デッドロックによりソケットプログラムが応答不能になる |
JP279096 | 同一 LAN セグメントの IGMP ルータによって MFE がアクティブに変更され、パケットが不必要に転送される |
JP289152 | 複数のプロセスが同一の複製されたソケットを使用するとプログラムが停止する |
JP289153 | オンボード ネットワーク アダプタを搭載したマルチホーム コンピュータが、SP1 のインストール後ドメインに再度参加できない |
JP289167 | マルチプロセッサのコンピュータの IP フィルタ ドライバが原因で Windows 2000 でブルー スクリーンが表示される |
JP289211 | ICMP リダイレクト メッセージを受信すると新規に追加した静的ルートが消えてしまう |
JP289240 | [スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] コマンドから FTP を使用した場合、64,512 KB 以上の容量を持つファイルが転送されない |
JP290701 | Netdde.exe のヒープの損傷 |
その他(8件) | |
JP274190 | ユーザーが操作しないのにログオン バナーが表示されなくなる |
JP263221 | 存在しないパフォーマンス カウンタを計測すると、Pdh.dll でメモリ リークが発生する |
JP272763 | 複数のカタログのクエリを実行したときにインデックス サーバーのタイムアウトが報告されない |
印刷関連(16件) | |
JP263519 | デスクトップから初期化されていないプリンタを使用しようとするとアクセス違反が発生する |
JP268589 | [プリンタの検索] ダイアログ ボックスが正しい結果を返さない |
JP269399 | サードパーティのフォントを使用すると、プログラムでランダムにアクセス違反が発生する |
Q289162 | 4Mbytes超の印刷ジョブが印刷処理を完了しない(Print Jobs Larger Than 4 MB Do Not Print Completely) |
セキュリティ関連(61件) | |
JP272743 | HTML メールのリンクをクリックするとサーバーにユーザー名とパスワードが送信される |
Q280446 | サービス拒否攻撃により、TCPスタックがサーバ上の全メモリを使いはたす(Denial of Service Attack Causes TCP Stack to Consume All the Memory on a Server) |
JP273854 | Microsoft NetMeeting でサービス拒否が発生する |
JP274064 | アカウントを無効にした後もネットワーク サービスにアクセスできる |
JP274835 | ネットワーク モニタのバッファ オーバーフローによる脆弱性 |
JP267560 | URL を変更するとファイルの内容が参照される |
JP268896 | Windows 95/Windows 98 で Windows 2000 ドメイン ユーザーの一覧が表示できない |
JP267556 | ドメイン コントローラでのパスワードのリセットに関するセキュリティ イベントを監査が報告しない |
Q269731 | ドメイン・コントローラがチケット・キャッシュに無効なチケットを保持する(Domain Controller Contains Invalid Tickets in the Ticket Cache) |
Q261655 | SSL証明書のエクスポート、インポート実行後、SSLでの接続ができなくなる(Cannot Make an SSL Connection After Exporting and Importing an SSL Certificate) |
JP291845 | [IIS] 不正な WebDAV リクエストが原因で CPU リソースを使い果たす |
JP262979 | IIS 5.0 で Verisign 認証が更新できない |
JP274149 | [IIS] IIS では Cookie を Secure としてマークできない |
JP272736 | 「静止画像サービスを利用したユーザー権限の昇格」の脆弱性 |
JP263603 | "ユーザーは次回ログオン時にパスワード変更が必要" と設定されているユーザーの最初の Winlogon が正しく動作しない |
JP266433 | 「LPC ポートのシステム コール」の複数の脆弱性に対する対策 |
JP269013 | NTFS フォーマット後、リムーバブル メディアにアクセスできない |
JP269239 | NetBIOS の脆弱性により、ネットワークの競合で名前が重複する |
JP289176 | 一時ファイルがページ プール メモリをすべて使用した場合にサービス拒否の問題が発生する |
Q295080 | ターミナル・サーバ・クライアントのライセンス情報が暗号化されずにパケット送信される(Terminal Server Client Licensing Information Is Not Encrypted in the Network Packets) |
セットアップ関連(20件) | |
JP278011 | Windows 2000 をレガシフリー コンピュータにインストールするのに時間がかかる |
JP272308 | "WINNT32 /CHECKUPGRADEONLY /UNATTEND" が完全に自動化されていない |
JP275206 | 無人インストール プロセスの完了時に、[Finish] をクリックしてコンピュータを再起動する必要がある |
JP285782 | 高度暗号化パック (128 ビット) のインストール後に 56 ビット版の修正プログラムをアンインストールしてはならない |
JP259144 | ACPI を有効に設定したコンピュータで Sysprep を使用した後、コンピュータがハングする |
JP268178 | Update.exe の実行後に Setupapi.log にエラーが表示される |
JP295077 | SP 1 にアップグレードしたときに FP30reg.dll が更新されない |
シェル関連(33件) | |
JP273245 | オフライン フォルダを使用したときにデータが破壊される |
JP289234 | 管理者権限を持たないアカウントでログオンしたとき、"オフライン ファイル" のプロパティに対する変更が保存されない |
JP289619 | 同期の後、オフライン テキスト ファイルの変更が反映されない |
JP273838 | 管理者以外のユーザーがログオンするとモバイル同期が継続して実行される |
JP258948 | Cmd.exe のショートカットの "別のユーザーとして実行" コマンドがコマンド ラインと同じように動作しない |
JP265326 | 拡張子の無いファイルに対してファイルの関連付けが作成できない |
JP267874 | 複数のマスタ フォントがインストールされている場合に Adobe 社のフォント ドライバが原因でテキストが破損する |
JP268612 | U.S. キーボード以外のキーボード形式を使用している場合、スクリーン キーボードのスラッシュ キーでスラッシュを入力できない |
JP269593 | プログラムを終了すると、Win32k.sys で "Stop 0x0000001e" が発生する |
JP289188 | 共有フォルダのないリモート コンピュータでの検索中に Explorer.exe によってエラーが発生する |
JP263077 | VT100 エミュレーションを使用している Windows 2000 ハイパーターミナルで、方向キーが機能しない |
ターミナル・サービス(12件) | |
JP263749 | ターミナル サービスのセッションで MS-DOS ベースのプログラムを使用すると拡張文字が表示されない |
JP264651 | カーネル オブジェクトがターミナル サービスのセッション間で共有されない |
JP265419 | クライアントからの再起動コマンドで、ターミナル サービスが再起動しない |
JP270588 | リモートのデスクトップ プロトコル クライアントがターミナル サービス サーバーに接続できない |
日本語版オリジナル(7件) | |
J060489 | USB キーボードデバイス接続後も現在のキーボード配列の変更が行われないようになる |
J060490 | SP2 CD-ROM からのインストールで、インストール プログラムの開始まで時間を要する場合がある |
J060492 | SP2 インストール時に Norton AntiVirus 2000 がウィルスを検出 |
J060497 | NEC 109 日本語 USB キーボードをアップグレード後に 101 英語キーボード配列になる |
J059477 | Windows 2000 を NEC PC-9800 シリーズでお使いになる際の注意事項 |
J059640 | USB キーボード使用の NT からアップグレード後キーボード配列が 101 になる |
J052492 | 保存されたインターネットサービスプロバイダの同意書やアカウント情報文字化け |
SP2を当てるかべきか否か、それが問題だ……
Service Packは、システムを高性能にし、あらゆる不具合をたちまちのうちに直してしまう、魔法のような薬ではない。単に数々の不具合を直すためのパッチ集である。そのため、無闇に(特にService Packの出荷直後に)インストールするようなことはしないほうが賢明だ。Service Packによって新たな不具合が発生したり、最悪の場合は、システムが起動しなくなったり、というケースも少なからずあるからだ。SP2をインストールするべきかどうか迷うようならば、とりあえずはインストールを保留にすることをお勧めする。しばらくすれば、インターネットや雑誌、リセラーなどを経由して、各所での導入結果などの情報が得られるだろうから、それらの結果を待ってからでも遅くはないだろう。もしくは十分な準備の上(システムをバックアップしたり、重要なデータはどこかへ退避しておいて)、最悪の事態(システムが2度と起動しなくなるようなこと)が起こっても大丈夫なように備えておいてから作業を始めるのがよい。多数のシステムを管理しているのなら、まずはごく一部のマシンに導入して、何も問題がないことを確認するべきだ。慎重な対応が望まれる。
ところで最近では、Windows NT/2000 ServerとIISを組み合わせた環境を始めとして、数多くのセキュリティ・ホール(脆弱性)が見つかっており、マイクロソフトのセキュリティ情報のページ(TechNet セキュリティ センター)でも、随時情報が提供されているのはご存知だろう。2001年5月23日には、「重要 Web コンテンツの改ざんに対する防御策についての説明」という、非常に緊急性の高い情報が告知されている。
TechNet セキュリティ センター |
マイクロソフト製品におけるセキュリティ関連情報を集めたページ。各製品における脆弱性の情報などが随時掲載されている(Windows 2000 Insiderでは、ここから新着情報を集めた「Security Info」というコーナーを掲載しているので、参考にされたい) |
緊急性の高い脆弱性が見つかった場合、マイクロソフトでは、随時セキュリティ・パッチというプログラムや、対処方法のドキュメントなどを作成して公開している。ユーザーはこれらのパッチ情報を入手して、必要ならばサーバ・マシンなどに適用しなければならない。インターネット向けにWindows 2000とIISを組み合わせてサービスを行っているユーザーならば、このページは常にウォッチしていて、必要ならばシステムにパッチを当てているだろう。
ところでこのようなパッチとService Packの関係はどうなっているのだろうか?セキュリティ・パッチと同じように、Service Packも入手後すぐに公開しているすべてのIISマシンに導入するべきなのだろうか? これについてははっきりした指針がマイクロソフト社から出されているわけではないが、現実的には、やはりSP2の早急な導入は待ったほうがよいだろう。
確かにService Packを導入すると、それまでのセキュリティ・パッチ(正式なService Packが出るまでの急ぎのパッチなので、hotfixなどと呼ばれている)が適用され、セキュリティ的には安全になるといえる。しかし、それだけが目的ならば、セキュリティ・パッチを順番に適用すればよい。繰り返しになるが、SP2のインストールによって、不都合が発生する可能性もある。特に、多くのユーザーにサービスを提供しているサーバでは、慎重であるべきだ。
SP2のインストールを急がないもう1つの理由として、当面の間、セキュリティ・パッチがSP2環境ではうまく動かない可能性がある、ということがある。古いセキュリティ・パッチのなかには、SP2環境では動作検証が行われていないものもあるだろう。例えば、先のセキュリティ情報ページで紹介されているパッチのうち、古いもの(例えば昨年度の日付のもの)は、SP2環境ではバージョンが異なるので、インストールすることすらできなかった。
SP2環境ではインストールできないセキュリティ・パッチ |
あるセキュリティ・パッチをインストールしようとしたところ、SP2ではバージョンが異なるのでインストールできなかった。 |
それでは、新しいセキュリティ・パッチならば大丈夫かというと、必ずしもそうとはいえない。幸いセキュリティ・パッチ(hotfix)の場合は、必要とする動作環境が明記されているので、それに従えばよいだろう。現在のところ、ほとんどのセキュリティ・パッチでは、Windows 2000ならばSP1がインストールされた環境を想定している(SP1をインストールしていない場合もやはりインストールが中断する)。そして一部の新しいパッチでは、SP2環境でも利用可能とされている。しばらく待てば、ほとんどのセキュリティ・パッチがSP2対応になるはずだ。
ところでこのセキュリティ・パッチに限って言えば、マイクロソフトではときどき、古いパッチ群をまとめてすべて置き換える新しいパッチを出すことがある。最近では、2001年5月23日に「不要なデコーディング操作により IIS でコマンドが実行される (MS01-026)」という情報を公開している。このMS01-026は以前のパッチをすべて含むものなので、Windows 2000+IISという環境に関しては、今のところはこれをインストールしておけばよいようだ(というか、インストールしておかなければいけないというくらい重要なパッチである)。動作環境としてはSP1およびSP2が対象となっているので、SP2を導入している場合でも大丈夫なようである(ただしそのほかのパッチについては未確認)。ちなみに、このパッチの公開日付は5月23日であるが、実際にはSP2のほとんどのファイルは5月4日となっているところを見ると(SP2のイメージファイルは5月11日付)、最終版のSP2上でも動作検証を行っているものと思われる(逆にいうと、SP2には含まれていないということ。SP2をインストールしてもこのパッチは適用されていない)。具体的なパッチの手順などについては、 先の「重要 Web コンテンツの改ざんに対する防御策についての説明」を参照して欲しい。
INDEX | ||
[Insider's Eye]速報:Windows 2000 Service Pack 2 日本語版 | ||
1.SP2の入手とインストール | ||
2.SP2の修正項目 | ||
3.SP2のデバイス・サポート | ||
「Insider's Eye」 |
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キーボード配列が異なる言語に誤認識された場合の対処方法を紹介。英語キーボードが日本語配列として認識された場合などは、正しいキー配列に設定し直そう - Azure Web AppsでWordPressをインストールしてみる (2017/7/20)
これまでのIaaSに続き、Azureの大きな特徴といえるPaaSサービス、Azure App Serviceを試してみた! まずはWordPressをインストールしてみる
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