運用 2.保護グループの作成(2)デジタルアドバンテージ 打越 浩幸2005/12/01 |
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レプリカの作成方法の指定
次の段階では、ファイル・サーバからDPM 2006への最初のレプリカをいつ作成するかを選択する。デフォルトでは、このウィザード実行時にすぐに作成することになっているが、サイズが大きい場合や対象となるサーバが多い場合には、後で実行させることもできる。
設定内容の結果の確認
次の段階では、レプリカの同期スケジュールやシャドウ・コピーのスケジュールについて設定するが、これについては保護オプションのところで後述する。
以上の設定をすべて終了するとウィザードが終了する。そして以下の[グループの作成]ボタンをクリックすると、実際の作業(グループの作成、メンバーの追加、スケジュールの設定、レプリカの作成など)が行われる。
ウィザードの終了 | |||||||||
最後に実行されるタスクがまとめて表示される。 | |||||||||
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作成された保護グループの確認
ウィザードによる保護グループの作成が終了すると、次の画面のように新しいグループが作成されていることが確認できる。
保護グループの動作の確認 | ||||||||||||||||||
ウィザードの実行直後はレプリカやシャドウ・コピーを作成しているので、状態欄は「レプリカを作成しています」となっており、それが終了すると「OK」に変わる。 | ||||||||||||||||||
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ディスク構成の確認
保護グループを作成すると、記憶域プールからグループごとにボリュームが割り当てられる。1つのグループごとに2つのボリュームが作成される。1つは「レプリカ+シャドウ・コピー」に使われ、もう1つは「転送ログ」に使用される。上のケースでは、次のようなディスク構成になる。
初期設定後のディスクの状態 | |||||||||||||||
下側のディスク(ディスク1)がDPM 2006のデータ保存用ディスク。1つのグループに対して2つのボリュームが作成される。 | |||||||||||||||
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レプリカとシャドウ・コピーの領域は、DPM 2006をインストールしたフォルダの下にリンクされている。この領域の中には、保護グループのメンバーになっているファイル・サーバ(この例ではFILESERVER1)の共有フォルダ(SharedFilesフォルダ)のレプリカが作成されている。アクセス権やタイム・スタンプ、属性も同期(コピー)されている。管理者にアクセス権のないファイルも同期される。また、レプリカのシャドウ・コピーはレプリカと同じ領域に作成される。
レプリカとシャドウ・コピーの領域 | ||||||
レプリカやシャドウ・コピーは独立したボリューム上に作成されているが、実際にはこれらはDPM 2006のインストール・フォルダの下にマウント(サブフォルダとなるように接続すること)されている。 | ||||||
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作成されたシャドウ・コピーの内容は次のようになっている。
C:\>vssadmin list shadowstorage |
INDEX | ||
[運用]Microsoft Data Protection Manager 2006 | ||
第2回 DPM 2006の保護オプションとスケジュール設定 | ||
1.保護グループの作成(1) | ||
2.保護グループの作成(2) | ||
3.保護オプション | ||
4.ディスク領域の割り当て | ||
運用 |
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