[検証] WindowsでインターネットWebサーバ 第3回 Server CoreにPHPをインストールする 2.Web Server 2008にPHPをインストールする(2) デジタルアドバンテージ 打越 浩幸2008/11/27 |
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PHPのインストール
次はPHPをインストールする。Windows OS向けのPHPのパッケージは以下のページから入手できる。原稿執筆時点では、Ver.5.2.6が利用可能である。
何種類かパッケージが用意されているが、Windowsのインストーラ形式(.MSI形式)になっているものが扱いやすくてよいだろう。「PHP 5.2.6 Non-thread-safe installer」という名前のパッケージ(Non thread safeのバイナリ)をダウンロードしていただきたい。ファイル・サイズは約18.5Mbytesである。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストール・ウィザードが起動する。ライセンスに同意して先へ進め、次の画面ではインストール先のフォルダを指定する。
インストール先の指定 | |||
どこか分かりやすい場所にインストールする。 | |||
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次の画面では[IIS FastCGI]を選択する。
Webサーバのセットアップ | |||
ここではIISを選択する。 | |||
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次の画面ではインストールするコンポーネントを選択するが、ここでは[Multi-Byte String]を必ず追加で選択しておくこと。これがないと、日本語を扱うことができない。
インストールするコンポーネントの選択 | |||
日本語表示用に[Multi-Byte String]を追加で選択する。 | |||
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[Multi-Byte String]以外の項目はすべてデフォルトのままでよい。後は[Next]をいくつかクリックしてウィザードを進め、インストールを行う。
インストールが終わると[スタート]メニューに[PHP 5]という項目が追加されているはずである。その中にある[php.ini]を選択すると、php.iniファイルがメモ帳で開かれるので、そのまま編集を行う(PHPのインストール先フォルダにあるphp.iniファイルをダブルクリックしてもよい)。
php.iniファイルをメモ帳で開いたら、先頭にmbstring関連のオプションを追加する。
php.iniファイルの編集 | |||
php.iniファイルをメモ帳で開き、いくつかの追加、変更を行う。 | |||
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まず先頭にmbstring関連の行を追加する(このあたりの設定は、前回と同じである)。
※php.iniの先頭の[PHP]セクションの下に、次のような設定を追加する |
さらにphp.iniファイルの中を検索し、次のような3つの項目の行を有効にするか、設定を書き加える。デフォルトではこれらの行の先頭には「;」が置かれているが、これはコメントを表している。先頭の「;」を外してその項目を有効にするか、元の行は残したまま、その次の行に「;」なしで記述しておく(元の行を残しておくと、最初の状態がどうなっていたかが分かりやすくなる)。
※php.ini中から以下の行データを探し(3カ所)、先頭の「;」を外して有効にする。もしくは、新しく書き加えて有効にすること |
以上でPHPの設定は終了である。次はIISからPHPを呼び出すための設定を行う。
IISの設定
次はIISの設定を行う。まずIISの管理ツール(IISマネージャ)を起動し、左側のペインでサーバ名を選択する。するとIISのホームが表示されるので、アイコンの中から[ハンドラ マッピング]を選択する。
IISの設定 | ||||||
CGIを呼び出すための設定を行う。 | ||||||
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ハンドラ・マッピングの画面を右クリックし、ハンドラ・マッピングを新規追加する。
ハンドラ・マッピングの追加 | ||||||
*.phpファイルに対するマッピングを新しく追加する。デフォルトでは.phpファイルは何も処理されない。 | ||||||
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次の画面では、追加するマップの定義を入力する。
マッピングの追加 | |||||||||||||||
ここでは追加するパス名とそのマッピング(呼び出すモジュール)を定義する。 | |||||||||||||||
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[OK]をクリックすると次のようなダイアログが表示されるので、[はい]をクリックする。
追加の確認 | |||
マッピングを追加するかどうかの確認。 | |||
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設定が完了すると、マッピングは次のようになっているはずである。
設定後のマッピング | |||
マッピングの追加が完了すると、このようになっている。 | |||
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動作の確認
さてそれでは、PHPの動作を確認してみよう。次のような簡単な.phpファイルを作成して、IISのルート・フォルダ(デフォルトではc:\inetpub\wwwroot)に保存する。
テスト用PHPファイル |
インストールされているPHPの環境を表示するだけの簡単なサンプルPHPプログラム。 |
※これを.phpファイルに保存する |
このファイルをWebブラウザで開くとPHPのCGIプログラムが起動し、次のような結果が表示されるはずである。
サンプルPHPの実行結果 | |||||||||
このような結果が表示されればPHPのインストールは成功している。 | |||||||||
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PukiWikiのインストール
以上でIIS+PHPのインストールは完了である。あとはPukiWikiなど、PHPを使ったアプリケーションをインストールすればよい。だがこれについては、前回の「PukiWikiサーバの導入」とまったく同じなので詳細は省略する。PukiWikiのバイナリを入手して展開し、仮想ディレクトの設定、セキュリティの設定を行えば、すぐに動くだろう。
INDEX | ||
[検証]WindowsでインターネットWebサーバ | ||
第3回 Server CoreにPHPをインストールする | ||
1.Web Server 2008にPHPをインストールする(1) | ||
2.Web Server 2008にPHPをインストールする(2) | ||
3.Server CoreにPHPをインストールする | ||
「検証」 |
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