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インターネット常時接続時の基本セキュリティ設定

4.ステップ3:RRASサービスを開始する

デジタルアドバンテージ
2001/06/22

 パケット・フィルタとして使用するWindows 2000 ProfessionalのRRASサービスは、デフォルトでは無効(起動されていない状態)になっている。これがシステム開始時に起動されるようにするには、サービスのプロパティを変更する必要がある。

RRASサービスの起動
RRASサービスをシステム起動時に自動的に実行させるには、デスクトップ上にある[マイ コンピュータ]を右クリックして、[プロパティ]メニューから[管理]を起動し、[サービスとアプリケーション]から[サービス]を選ぶか、[スタート]メニューの[プログラム]−[管理ツール]−[サービス]を起動する。そしてRRASのプロパティを表示させる。
  [コンピュータの管理]ツールでサービスを選ぶ。
  「Routing and Remote Access」サービスを選択し、ダブルクリックする。すると次に示すRRASサービスのプロパティが表示される。

 右側のペインに一覧表示されたサービスから、[Routing and Remote Access]すると次に示すRRASサービスのプロパティが表示される。

Routing and Remote Accessサービスのプロパティ
デフォルトではこのサービスは無効になっているので、「自動」に設定して、システム起動時に自動的に開始されるようにする。
  スタートアップ方法の指定。システムのインストール直後は「無効」になっているので、これを「自動」に切り替える。このサービスを起動しないと、RRASのフィルタを設定しても(RRASサービスが起動していなくても、フィルタの設定などは実行できる)まったく効果がない(すべてのパケットがブロックされずにインターフェイスを通過する)。

 これ以後、システムを再起動するとRouting and Remote Accessサービスが自動的に起動されるようになる。システムを再起動せずに、すぐにサービスを起動したければ、上のプロパティ・ダイアログの[サービスの状態]グループにある[開始]ボタン([スタートアップの種類]を[自動]に変更して右下の[適用]ボタンをクリックすると有効になる)をクリックすればよい。


 INDEX
  [Windows TIPS]インターネット常時接続時の基本セキュリティ設定
    1.想定する環境、前提条件
    2.ステップ1:インターネット側のファイル共有サービスを禁止する
    3.ステップ2:NBTを禁止する
  4.ステップ3:RRASサービスを開始する
    5.ステップ4:RRASのオリジナル設定をバックアップする
    6.ステップ5:RRASのパケット・フィルタを設定する
    7.ステップ6:フィルタ機能の確認
 
「Windows TIPS」


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