[System Environment] | |||||||||||||||||||
Windows 9x/Me/NT/2000からXPのリモート・デスクトップを使う
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解説 |
Windows XP Professionalに新しく搭載されたリモート・デスクトップ機能は、従来のWindows 2000 Serverに搭載されていたターミナル・サービスを強化したものである。遠隔地からコンピュータのデスクトップを操作できるという基本機能は、従来のWindows 2000 Serverのターミナル・サービスと同等だが、このWindows XPのリモート・デスクトップでは、16bitもしくは24bitのフルカラー・サポートやサウンド・データのローカル側での再生機能などが新たにサポートされるようになった。これらの詳細については別稿「Windows XPの正体:リモート デスクトップで遠隔操作する」を参照されたい。
Windows XP ProfessionalとWindows XP Home Editionには、これらの新機能を利用するための最新のリモート・デスクトップ対応クライアント・ソフトウェアが標準で提供されている(ただしHome Editionにはリモート・デスクトップ・サーバ機能はなく、クライアント・ソフトウェアのみが付属)。それでは、Windows XP Professionalのリモート・デスクトップ・サーバに接続するとき、Windows XPクライアントでなければ最新機能が使えないのかといえば、そんなことはない。Windows XP(Professional/Home Edition)のインストールCDには、サポート・ツールとしてWindows 95、Windows 98、Windows 98 SE、Windows Me、Windows NT、Windows 2000で利用可能な最新版のリモート・デスクトップ・クライアント・ソフトウェアが同梱されている(インストールCDの\SUPPORT\TOOLS\MSRDPCLI.EXE)。しかし、製品版CDの作成間際に滑り込んだのかどうか分からないが、このクライアント・ソフトウェアに関する情報はペーパー・マニュアルやCD内のREADMEにも記載されていない。
操作方法 |
Windows XPのインストールCDからインストールするだけ
インストールはいたって簡単である、上記各OSがインストールされたマシンのCD-ROMドライブにWindows XPのインストールCDを挿入する。するとインストーラが起動するので、メニューの[追加のタスクを実行する]を実行する(CD-ROMの自動再生が無効化されているなら、CDのルート・ディレクトリにあるSETUP.EXEを実行する)。続いて表示されるメニュー一覧から[リモート デスクトップ接続をセットアップする]をクリックする。
Windows XPのインストールCDを起動して、メニューを実行する | |||
リモート・デスクトップ・クライアント・ソフトウェアは、Windows XPのインストールCDから簡単にインストール可能。 | |||
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インストールが完了すると、[スタート]メニューの[プログラム]−[アクセサリ]−[通信]の中に[リモート デスクトップ接続]というアイコンが追加されているはずだ。これを実行すれば、Windows XP以外のOSでも、Windows XPのリモート・デスクトップの機能をフルに使うことができる。
リモート・デスクトップ・クライアントを実行する |
インストールが完了すると、[スタート]メニューの[プログラム]−[アクセサリ]−[通信]の中に[リモート デスクトップ接続]というアイコンが追加されている。これを実行すると、クライアント・ソフトウェアが起動する。後は接続先を指定すればよい。 |
Windows 2000にインストールしたクライアント・ソフトウェアからWindows XPのリモート・デスクトップに接続したところ |
フルカラー・サポートや音声データのローカル側での再生など、最新の機能を利用することが可能だ。 |
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Windows XPの正体:リモート デスクトップで遠隔操作する | ||
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このリストは、デジタルアドバンテージが開発した自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
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