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Windows 9x/Me/NT/2000からXPのリモート・デスクトップを使う

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ
2002/03/19
 
対象ソフトウェア
Windows 95
Windows 98
Windows 98 SE
Windows Me
Windows NT
Windows 2000 Professional
Windows XP Professional
Windows XP Home Edition
Windows 2000 Server
Windows 2000 Advanced Server
Windows XPでは、フルカラー・サポートなどが強化されたリモート・デスクトップ接続機能が提供される。
Windows XPのインストールCDには、Windows 9x/Me、Windows NT、Windows 2000で利用可能なリモート・デスクトップ・クライアント・ソフトウェアが同梱されており、これを使えば、Windows XP以外のOSでも、リモート・デスクトップの最新機能が利用可能になる。

  解説

 Windows XP Professionalに新しく搭載されたリモート・デスクトップ機能は、従来のWindows 2000 Serverに搭載されていたターミナル・サービスを強化したものである。遠隔地からコンピュータのデスクトップを操作できるという基本機能は、従来のWindows 2000 Serverのターミナル・サービスと同等だが、このWindows XPのリモート・デスクトップでは、16bitもしくは24bitのフルカラー・サポートやサウンド・データのローカル側での再生機能などが新たにサポートされるようになった。これらの詳細については別稿「Windows XPの正体:リモート デスクトップで遠隔操作する」を参照されたい。

 Windows XP ProfessionalとWindows XP Home Editionには、これらの新機能を利用するための最新のリモート・デスクトップ対応クライアント・ソフトウェアが標準で提供されている(ただしHome Editionにはリモート・デスクトップ・サーバ機能はなく、クライアント・ソフトウェアのみが付属)。それでは、Windows XP Professionalのリモート・デスクトップ・サーバに接続するとき、Windows XPクライアントでなければ最新機能が使えないのかといえば、そんなことはない。Windows XP(Professional/Home Edition)のインストールCDには、サポート・ツールとしてWindows 95、Windows 98、Windows 98 SE、Windows Me、Windows NT、Windows 2000で利用可能な最新版のリモート・デスクトップ・クライアント・ソフトウェアが同梱されている(インストールCDの\SUPPORT\TOOLS\MSRDPCLI.EXE)。しかし、製品版CDの作成間際に滑り込んだのかどうか分からないが、このクライアント・ソフトウェアに関する情報はペーパー・マニュアルやCD内のREADMEにも記載されていない。


操作方法

Windows XPのインストールCDからインストールするだけ

 インストールはいたって簡単である、上記各OSがインストールされたマシンのCD-ROMドライブにWindows XPのインストールCDを挿入する。するとインストーラが起動するので、メニューの[追加のタスクを実行する]を実行する(CD-ROMの自動再生が無効化されているなら、CDのルート・ディレクトリにあるSETUP.EXEを実行する)。続いて表示されるメニュー一覧から[リモート デスクトップ接続をセットアップする]をクリックする。

Windows XPのインストールCDを起動して、メニューを実行する
リモート・デスクトップ・クライアント・ソフトウェアは、Windows XPのインストールCDから簡単にインストール可能。
  これをクリックするとインストールが開始される。

 インストールが完了すると、[スタート]メニューの[プログラム]−[アクセサリ]−[通信]の中に[リモート デスクトップ接続]というアイコンが追加されているはずだ。これを実行すれば、Windows XP以外のOSでも、Windows XPのリモート・デスクトップの機能をフルに使うことができる。End of Article

リモート・デスクトップ・クライアントを実行する
インストールが完了すると、[スタート]メニューの[プログラム]−[アクセサリ]−[通信]の中に[リモート デスクトップ接続]というアイコンが追加されている。これを実行すると、クライアント・ソフトウェアが起動する。後は接続先を指定すればよい。
 
Windows 2000にインストールしたクライアント・ソフトウェアからWindows XPのリモート・デスクトップに接続したところ
フルカラー・サポートや音声データのローカル側での再生など、最新の機能を利用することが可能だ。
 
関連記事(Windows Server Insider)
  Windows XPの正体:リモート デスクトップで遠隔操作する
     
「Windows TIPS」


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