NetBurstマイクロアーキテクチャ (netburst micro-architecture)
【ネット・バースト・マイクロ・アーキテクチャ】
最終更新日: 2002/07/03
Pentium 4やIntel Xeon/Xeon MPが採用しているマイクロアーキテクチャ。以下のような特徴がある。
- アウトオブオーダの投機実行
- 命令実行の過程を20ステージと非常に細かく分割した「ハイパー・パイプライン・テクノロジ」の採用
- 1次キャッシュにデコード済みのx86命令(マイクロオペレーション)を格納して、命令のデコードに伴う遅延を削減する「実行トレース・キャッシュ」の実装
- プロセッサ内の算術論理演算ユニット(ALU)をプロセッサのコア・クロック周波数の2倍の速さで動作させる「高速実行エンジン」の採用
- Pentium III世代のストリーミングSIMD拡張命令(SSE)を強化した「ストリーミングSIMD拡張命令2(SSE2 )」の実装
これらによりNetBurstアーキテクチャでは、P6アーキテクチャ(Pentium IIIなどが採用するマイクロアーキテクチャ)に比べて、同じ製造プロセスにおいても、より高い動作クロックを可能にしている。
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