レジスタ (register)
最終更新日: 2002/03/12
「register」は「一時的に記憶しておく場所」という意味。
例えばマイクロプロセッサでは、計算の途中結果などを保持するために、内部にレジスタと呼ばれる特別な領域を持っている。レジスタへのアクセスは非常に高速であり、レジスタ同士での演算はプロセッサの最高速度で動作することができる。これに比べるとメモリからデータをロードしたりする操作は非常に低速であり、ロードが完了するまでに待ち時間が生じる。このため、演算するデータをいったんレジスタへロードしておき、なるべくレジスタ間で演算を行うようにすればプロセッサの性能を最大限に発揮することができる。
またモデムにおいて、各種設定値を保存するために、モデムに内部に設けられた領域もレジスタ(Sレジスタ)と呼ばれる。通常モデムの各種設定はATコマンドによって変更するが、Sレジスタの値を指定して、複数の設定を1回のコマンド実行でも行えるようにしている。
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