POSIX (Portable Operating System Interface for UNIX)
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最終更新日: 2002/11/18
IEEEによるUNIXの標準アプリケーション・インターフェイス仕様。
歴史的な経緯から、UNIXをベースとするオペレーティング・システムは、いくつかの系統(System V系やBSD系など)を基にして、さらに各UNIXベンダによってさまざまな拡張が施されたため、特定の環境ごとにプログラム・インターフェイスが異なってしまっている。こうしたプログラム・インターフェイスの違いに影響されることなく、移植性の高いUNIXアプリケーションを開発可能にすることを目標として考案されたインターフェイスがPOSIXである。
LinuxなどのUNIX系OS以外にも、Windows NTは当初よりPOSIXサポートを行っており、POSIXサブシステムにおいてPOSIX仕様のプログラムを実行できるようになっている(Windows NTの後継であるWindows 2000でもPOSIXサポートはそのまま引き継がれている)。これは主に、1980年代の中盤から後半にかけて、米国政府機関のコンピュータ・システムの導入要件(National Institute of Standards and TechnologyのFIPS:Federal Information Processing Standards)として、このPOSIX準拠であることが策定されたためである。
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