フロー制御 (flow control)
【フロー・セイギョ】
最終更新日: 2001/10/03
通信において、受信側のバッファがあふれたり、他の処理が忙しくなってデータを取りこぼしたりしないように、送信するデータの速度を落としたり、送信を停止したりして、データの送信量を調節する機能のこと。
フロー制御は、一般的には、データを受信する側が、データの送信を一時的に止めてほしいときに送信元に対して送信停止要求を送り、受信する準備ができたときに送信再開要求を送る。この停止要求や再開要求を送る方法としては、ハードウェアフロー制御方式と、ソフトウェアフロー制御方式の2種類がある。
このうちハードウェアフロー制御方式では、データを送る信号線とは別に、フロー制御の信号を送るための特別な信号線を用意して、この信号線を使って停止、再開要求を送る。
ソフトウェアフロー制御方式では、通常のデータ列の中に、停止、再開要求を相手に知らせるための特別なデータを挿入することによって制御を行なう。たとえばシリアル回線を使ったデータ通信では、Ctrl-Sが停止、Ctrl-Qが再開を表わすことが多い。
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