Itanium 2
【アイテニアム・ツー】
最終更新日: 2002/07/17
「Itanium」の後継であるIntelの第2世代の64bitプロセッサ。開発コード名は「McKinley(マッキンリー)」で、2002年7月9日から量産出荷が開始されている。
Itanium 2 写真提供:Intel |
Itaniumに比べてItanium 2は、クロック周波数が800MHzから最大1GHzに向上し、3次キャッシュがプロセッサ・コアと同一チップに統合されて高速化されている。また、FSBの帯域幅も2.1Gbytes/sから6.4Gbytes/sへと向上している。さらに、命令発行ポートと実行ユニットの数を増やすなど、マイクロアーキテクチャも改善されている。
項目 | 内容 |
マイクロアーキテクチャ | Itaniumアーキテクチャ(EPIC) |
コアのクロック周波数 | 900MHz/1GHz |
FSB | クロック:400MHz 最大帯域幅:6.4Gbytes/s |
1次キャッシュ | 容量:32Kbytes(オン・ダイ) レイテンシ:1クロック |
2次キャッシュ | 容量:256Kbytes(オン・ダイ) レイテンシ:5クロック |
3次キャッシュ | 容量:1.5Mbytesまたは3Mbytes(オン・ダイ) レイテンシ:12クロック |
SMP構成でのプロセッサ数 | 1〜4基 |
製造プロセス | 0.18μm |
トランジスタ数 | 2億2000万個以上 |
パッケージ | 611ピンOLGA相当 |
Intaium 2の主な仕様 |
Itanium 2は、Itaniumとバイナリ・レベルでのプログラムの互換性を維持しており、同じバイナリ・コード(Itanium 2向けに最適化されていないコード)を実行した場合でも1.5〜2倍の性能向上が実現するという。
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関連用語
参考リンク
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■[焦点]明らかになるItanium 2の性能とプラットフォーム(System Insider)
Itaniumに対するItanium 2の改善ポイントなどが解説されている
■[解説]Itanium 2はバックエンド・サーバ市場を切り崩せるか?(System Insider)
Itanium 2によるIntelとサーバ・ベンダのバックエンド・サーバ市場の攻略について解説されている
■インテルのItanium 2の情報ページ