CD-Rライタソフトウェア (CD-R writer software)
【シー・ディー・アール・ライタ・ソフトウェア】
最終更新日: 2001/06/28
CD-Rメディアに記録するためのデータを準備し、メディアへの書き込みを行うソフトウェア。
CD-Rは、本来読み出し専用のメディアとして開発されたCD-ROMのフォーマットをそのまま踏襲しているため、ハードディスクやフロッピーディスクのように、ランダムにデータを読み書きすることは念頭に置かれていない。このためたとえば、複数のファイルをCD-Rに書き込むときでも、ハードディスクに対するように、順次セクタを書き込んでいくのではなく、これから書き込もうとしているファイルをすべて走査し、これらのディレクトリツリーを準備し、CD-R(CD-ROM)のセクタ構造に合致するように、すべてのデータをあらかじめ変換しなければならない。CD-Rメディアへの実際の書き込み処理は、基本的にはこの準備が完了してから行う必要がある。こうしたファイルの走査とデータ変換を行い、CD-Rメディアへの書き込みを行うのがCD-Rライタソフトウェアである。
Windowsにせよ、Macintoshにせよ、このCD-Rライタソフトウェアは標準では提供されないので、別途用意する必要がある。ただし多くの場合は、CD-Rドライブを購入すると、CD-Rライタソフトウェアが付属している。
前出のように、CD-Rへの書き込みでは、書き込むデータをあらかじめ準備するのが基本だが、最近のCD-Rライタソフトウェアでは、データの準備を行いながら、CD-Rメディアへの書き込みを順次実行する「オンザフライ書き込み」に対応したものが一般的になっている。
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関連用語
参考リンク
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■[解説]次世代に向けたCD-R/RWの書き込み機能のサポート(PC Insider)
Windows XPのCD-R/RW書き込み機能の解説記事