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Free-PC

【フリー・ピー・シー】

最終更新日: 2001/09/03

 コンピュータディスプレイの一部分に常時広告を表示し、これを一定時間以上利用することを強制する代わりに、コンピュータ本体、およびインターネット利用のための接続料金を無償でユーザーに提供するサービス。インターネットを利用した各種の新サービスを手がける米国企業のidealab!社が1999年2月にサービス開始を発表し、大きな話題となった(発表時の募集人数は1万人)。

 1999年2月の段階で無償配布されるコンピュータはコンパック社製のローエンドモデルのPC(Presario)で、具体的なスペックとしては、クロック333MHzのCPUを搭載、メモリ32Mbytes、ハードディスク4Gbytes(このうち2Gbytesは広告データの保存用領域として使用)、33.6kbpsモデム、CD-ROMドライブ、3.5インチフロッピーディスクを搭載する。また1024×768ドットの表示が可能な15インチディスプレイも付属する。このPCには、Windows 98と、広告表示用のソフトウェアがプレインストールされており、広告は1024×768ドットの外周に表示され、ユーザーはその内部の800×600ドットの領域をデスクトップとして利用できる。基本的にはWindows 98環境そのものなので、OfficeなどのWindowsアプリケーションをインストールして利用することができる。

 広告データは、ユーザーがインターネットに接続したときに、バックグラウンドで新しいものがハードディスクにダウンロードされる。ユーザーがインターネットに一定期間以上接続しない場合には、プログラムが自動的にセンターに接続し、広告データをダウンロードするようになっている。

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