ヤマト傘下クレジットシステムに本格的ディザスタリカバリシステムを導入、NEC
2006/3/4
NECは3月3日、ワールドコンピュータセンター株式会社に、ディザスタリカバリ・システムを組み込んだ基幹コンピュータシステムを納入したと発表した。
ワールドコンピュータセンターは、クレジットシステムの開発/運用、システム開発業務の請負、SEの派遣などを主な業務するコンピュータ関連企業。ショッピングクレジットを扱うノンバンク、ファインクレジット株式会社のコンピュータ部門が独立したもので、2005年4月にはファインクレジットとともにヤマトグループ入りしている。
同社はクレジット機能の信頼性を向上などを目的に、NECのディザスタリカバリシステムを採用。中堅クラスの信販システムで、本格的ディザスタリカバリ・システムの導入は初めてという。
NECが納入したのは、コンピュータセンターにあるホストマシンと遠隔地にあるバックアップセンターにあるマシンを100Mbpsの専用回線でつなぎ、相互のストレージで直接データ転送を行うディザスタリカバリ・システム。ストレージ内にバッファを持ち、セミ同期順序保証によるデータ転送により、CPUに負荷を掛けずに転送を行うことができる。
ホスト/バックアップマシンは「i-PX9000」、ストレージは「iStorage A4900」が使用されている。同システム構築は現行業務に変更を加えずに行われ、昨年9月に設計開始、今年1月に移行終了で期間は4カ月だった。
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NECの発表資料
ワールドコンピュータセンター
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