ブリヂストン、全社約6000名を対象にした企業情報ポータルを構築

2006/3/30

 NECは3月29日、ブリヂストンにおいてシングルサインオン文書管理ワークフローなどの機能を持つ企業情報ポータルシステムを構築したと発表した。

 同システムは、NECのグループウェアEIP製品「StarOffice21」を利用して構築され、ハードウェアはIAサーバ「Express5800」17台、ストレージ「iStorage」1台などが利用されている。

 利用対象はブリヂストン全社約6000名で、ブリヂストンは同システムとワークスタイルの変革によって、オフィス業務の生産性向上、効果的かつ効率的な情報共有の実現を目指す。

 機能は、170種の業務システムへのシングルサインオンが可能となり、各業務システム・情報へのアクセス権は、人事情報と連携して自動更新される。また、ワークフロー機能によって一般決裁書の電子申請を可能とした。

 業務文書を保管する文書管理機能のほか、ジャストシステムの「ConceptBase」を利用した全文検索機能を搭載しており、情報の蓄積・共有および情報へのアクセスを容易にしている。

 なおNECでは、製造業・プロセス業に対してStarOffice21導入を推進し、今後3年間で1000システムの販売を見込んでいる。

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NECの発表資料

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