1人月1500円からのASP型グループウェア

2006/3/7

 ピーエスシー(PSC)とマイクロソフトは3月6日、中小規模企業向けにASPサービスを提供開始すると発表した。

 その第1弾として、PSCは、同社のデータセンターから、ネットワーク経由で電子メール、スケジュール共有、ファイル共有といったグループウェア機能を提供するASP型サービス、「P-BERRY」を4月3日より提供する。

 P-BERRYは、「Microsoft solutions for Hosted Messaging and Collaboration Ver3.5」を日本で初めて採用したサービスだという。これは、Exchange Server 2003、 Windows SharePoint Services、Live Communications Server2005をマイクロソフトがサービスプロバイダ向けソリューションとして構成したもの。

 P-BERRYは、PSCの運営するASPサービス販売サイト、「ASP-Direct.net」で販売される。月額利用料金は、1ユーザー当たり1500円から。初期料金は発生しない。月額料金には、同サービスの標準クライアントであるOutlook 2003のライセンス料金のほか、ウイルス対策(ネットワーク側で提供)とスパムフィルタ(Outlookの機能を利用)が含まれている。

 電子メール・サーバにはOutlookだけでなく、一般的な電子メールクライアント・ソフトウェアやWebブラウザでアクセスすることができる。携帯電話からのアクセスにも対応している。クライアントとサーバの間の通信はインターネットを経由するが、SSLで暗号化されるため、第三者からの傍聴を防ぐことができるという。

 PSCは、「P-BERRY」を直接中小規模企業に対して販売する一方、再販事業者へのOEM供給を進めていくという。

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ピーエスシー
ASP-Direct.net
マイクロソフト

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