NTTデータ、オープンソース運用管理ツールの新版を公開

2006/4/1

 NTTデータは3月31日、オープンソースの運用管理ソフト「Hinemos」(ヒネモス)の新バージョンを公開すると発表した。

 「Hinemos」は情報処理推進機構(IPA)の委託を受けて、NTTデータが開発したオープンソースソフトウェア(OSS)の運用管理ツール。エンタープライズ環境でのコンピュータ群の一元的な運用管理を実現するもので、リポジトリ情報管理、状態監視、性能管理、ジョブ管理、一括制御などの機能を持ち、複数のコンピュータを単一のコンピュータイメージで管理する機能を提供する。

 今回公開された「Hinemos ver.2」では、アクセス管理機能、カレンダ機能、プロセス監視機能、SQL監視機能、SNMP監視機能を新たに実装、性能ならびに安定性の向上も図られている。

 「Hinemos」のソースコードはGPLで公開され、NTTデータの「Hinemos」プロジェクト・ホームページおよびOSS開発サイト「SourceForge.jp」からダウンロードできる。なお、英語版も同時公開を開始する。

 NTTデータでは、引き続き「Hinemos」の開発・強化に取り組み、同社が今後手掛けるOSSをシステム開発・運用に活用して、高い信頼性のあるOSS活用システムを提供していくとしている。また「Hinemos」に対する有償の保守サポートサービスも提供していく。

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NTTデータの発表資料

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