三菱電機が64ビット環境対応データウェアハウスシステムを発表

2006/6/20

 三菱電機は6月19日、64ビットサーバOSに対応したデータ分析プラットフォーム「DIAPRISM x64(ダイアプリズム エックスロクヨン)」を7月18日から発売すると発表した。製品の製造・販売・保守は三菱電機インフォメーションテクノロジーが担当する。

 「DIAPRISM」はさまざまなデータを大福帳フラットファイルに一括して取り込み、高速に集計・検索してExcelで可視化するデータウェアハウスシステム。1997年の発売以来、800社以上で導入・稼働の実績がある。新製品は64ビットサーバOS環境に対応したバージョンとなる。

 Windows Server 2003 R2, x64 Edition搭載のマルチコアプロセッサ 64ビットサーバ環境下で実行したところ、従来製品比で最大2倍の検索集計速度を実現した。また、データ取り込みと検索集計を並行化することができるようになり、多人数の同時利用においても処理速度の低下を抑制する(オプション機能)。このほか、集計検索方法を指定するクエリ文の長さを従来の2倍の64KBに拡大、従来では分割していた処理を一括処理できるようになった。日付演算/文字列操作などの関数を追加し、分析処理手順の開発効率を向上した。

 標準価格(税込み)は、分析用データのETL・超高速集計・検索を行う「DIAPRISM x64ビジネスインテリジェンススイート」の4CPU対応版が2100万円から、1CPU対応版が840万円から。「DIAPRISM x64検索サーバー追加機能」の4CPU対応版が1050万円から、1CPU対応版が420万円から。

 同社では年間200システムの販売を目標にしている。

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三菱電機の発表資料

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