農林水産業向け知的財産管理システムをリリース、インフォコム

2006/9/9

 インフォコムは9月8日、農林水産業生産者・研究者向けに育成者権や品種などの知的財産権を管理できる「TOPAMR 品種管理システム」の販売を開始すると発表した。

 同システムは、同社が特許管理システムとして開発した「TOPAMR」に「出願情報管理」「品種間の紐付け」「補償金管理」など、農林水産関連の知的財産権に関する情報を管理する機能を追加したもの。出願情報管理、譲渡情報管理、国・地域別販売管理、出願期限管理、父母関係情報管理、品種系統図作成などの機能があり、各国の制度に応じた管理データを記録・保管できる。出願後の審査請求といった中間処理、登録後の権利維持・活用のための管理などにも対応する。

 インフォコムでは、今後増加することが想定される「地域ブランド産物」などの育成者権や商標管理に取り組む農業協同組合や漁業組合などの生産者団体・研究機関を中心に販売を行い、今後3年間で50ライセンスの販売を目指す。

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インフォコムの発表資料

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