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三菱自動車、WAN高速化アプライアンス導入でファイルサーバ集約を実現

2007/2/2

　ネットマークスとリバーベッドテクノロジーは2月1日、三菱自動車工業のファイルサーバ統合プロジェクトにおいて、「Steelheadアプライアンス」によるWAN回線最適化ソリューションを導入したと発表した。

　三菱自動車では、サーバの運用管理の負荷・コスト軽減、および災害時対策の一環としてのデータ・バックアップを目的に、国内4拠点に分散していたファイルサーバを1拠点に集約した。これに伴い、5000人以上のユーザーからのアクセスが集中し、WAN回線遅延によるレスポンス低下が懸念された。これを解消するため、ネットマークスはリバーベッドテクノロジーのWAN高速化装置「Steelheadアプライアンス」をベースにWAFS（Wide Area File Services）ソリューションの導入・インテグレーションを行った。

　同ソリューションのキャッシュやデータ圧縮などにより、WANトラフィックの想定増加量の約90％が削減され、遠隔拠点からLAN並みのパフォーマンスでアクセスできるようになった。この結果、WAN回線を増強することなく社内の50以上のサーバを削減して運用管理コストを大幅に削減し、集中管理によるセキュリティレベルの改善も実現した。

　三菱自動車は今後、NFSやHTTPなどのプロトコルにも適用してWAN高速化システムの導入し、ほかの拠点にあるサーバの統合を進めるとしている。

[関連リンク]
ネットマークスの発表資料
リバーベッドテクノロジーの発表資料（PDF）
三菱自動車

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