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戸田建設、セミオーダーメイドで日本版SOX法対応の新経理システムを構築

2007/5/18

　NECとNECソフトは5月18日、戸田建設が最新のIT技術を活用して、「新経理システム」を構築したと発表した。新システムは、4月19日より運用を開始している。

　同システムは、本社と全国12支店をカバーする基幹系システムで、NECが提案するEAIを用いて、伝票入力・原価管理・機材管理システムなどのデータやプロセスをシームレスに統合、経理業務全般を効率化した。また、従来は支店単位に設置していた業務サーバをデータセンターに集約し、運用コストの削減を見込んでいる。

　開発に関してはNECソフトが提供するフレームワークを活用して、パッケージソフトと個別システム開発を組み合わせた「セミオーダーメイド」型を採用、構築期間を20％短縮した。セミオーダーメイドにより、各種パラメータを設定変更するだけで法改訂に伴うシステム変更にも迅速に対応可能となっている。システムの処理記録やアクセス記録などのログ管理やアクセスコントロール機能も備えているほか、ユーザー認証にはUSBキーと暗号化技術を採用している。

　戸田建設では今後10年にわたり、諸制度の変更に迅速に対応できるシステムが開発されたと評価、さらなる業務の改善と効率化に努めるとしている。

[関連リンク]
NECの発表資料
NECソフトの発表資料
戸田建設

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