PC上のデータ割符化による情報漏えい防止ソリューション、日立製作所

2007/9/12

 日立製作所は9月12日、同社の情報漏えい防止ソリューション「電子割符」のラインアップに、「電子割符クライアント」を追加し、9月14日から提供を開始すると発表した。

 電子割符は、秘密分散法を用いてファイルやフォルダを複数に割符化(分割)して保存することにより情報漏えいを防止するソリューション。割符化したファイルの復元には2つ以上に割符化されたデータと専用USBフラッシュメモリなどが必要なため、高いセキュリティレベルを実現できる。新たに提供される電子割符クライアントは、従来のようにファイルやフォルダを利用者自身が割符化するのではなく、PCのローカルドライブにあらかじめ設定した専用フォルダにファイルを保存することにより、ローカルドライブ上と専用USBフラッシュメモリ上にファイルが自動的に割符化される。

 同ソリューションの導入により、PC上のファイルが常時割符化されて保存されるため、ウイルス感染やファイル共有ソフトなどによる情報漏えいが防止できる。また、第三者は割符化されたファイルを復元できないため、PCの盗難や紛失による情報漏えいの心配もなくなるという。

 同ソリューションの価格は、10ユーザーライセンスで31万5000円(税込み)からとなっている。

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日立製作所の発表資料

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