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2月の報告数は増加傾向
USBメモリ経由のウイルス感染拡大か、トレンドマイクロ
2008/03/04
トレンドマイクロは3月4日、2月のウイルス感染被害報告に関する調査を公表した。2月1日〜29日の間に日本のトレンドマイクロのサポートセンターに寄せられた報告数は4316件で、1月の3268件から増加。
ウイルス被害件数ランキングの1位と5位にはUSBメモリを媒介にして感染を広げるタイプのウイルスが入っている。欧米に比べてコンピュータやネットワークの普及率が低いアジア圏ではUSBメモリの利用率が高く、USBメモリをはじめとしたリムーバブルメディアを悪用して感染を広げる不正プログラムの被害が目立っているという。
これらのウイルスは、リムーバブルメディア内のファイルを自動実行するための「autorun.inf」という設定ファイルを悪用する。こうしたウイルスを含むUSBメモリを接続すると、PCが感染するだけでなく、その後に接続する別のUSBメモリにも感染を広げる。中には、感染したPCから悪意のWebサイトに接続して新たな不正プログラムをダウンロードする機能を持つものもあるという。
予防策として同社は、仕事用と家庭用のUSBメモリを分ける、不特定多数の人と共有しないなどの運用上のルールを作ることを推奨している。また、リムーバブルメディアの自動実行の設定を停止にしておく方法も有効。
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