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米IBMが警告が「加速、急増」と警告
ブラウザ攻撃の94%は脆弱性公開後24時間以内に発生
2008/07/30
米IBMのインターネット セキュリティ システムズ X-forceチームは7月29日、2008年上半期のセキュリティトレンドについて解説するレポートを発表した。Webブラウザに関連するエクスプロイト・コードの94%は、ブラウザの脆弱性の公開後24時間以内に現れているといい、レポートはセキュリティ攻撃の「加速と急増」を指摘している。
エクスプロイト・コードが現れるまでの時間が短くなっている理由は、自動的に攻撃手法を見つけ出し、プログラムを作成するツールが使われていることが理由の1つ。レポートはこれらのツールが「犯罪組織によりインターネット上に提供されている」として、「人々が自分のシステムにセキュリティパッチが必要な脆弱性があることを知る前に、(攻撃が)インターネット上に出現する」と警告している。
レポートはほかに脅威の対象がOSからWebブラウザのプラグインに移っていることを指摘する。2008年上半期は、ブラウザのエクスプロイト・コードの約78%がプラグインをターゲットにしていたという。また、SQLインジェクションは、Webサーバの脆弱性全体の41%を占めるなど、2007年の25%から急増している。
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