シマンテックがネットワークアクセスコントロール機能を強化

ゲスト端末に対してもオンデマンドで検疫実施

2008/09/08

 シマンテックは9月8日、端末のセキュリティ状態に合わせてネットワークアクセスの可否をコントロールする検疫ネットワーク製品「Symantec Network Access Control」のアップグレードを発表した。企業IT部門の管理下にないゲストユーザーの端末に対してもセキュリティチェックを実施し、適切にアクセスをコントロールできるようになる。

 Symantec Network Access Controlは、2007年にリリースした企業向けの検疫ネットワーク製品。ウイルス対策やパーソナルファイアウォールといった機能を備えたエンドポイントセキュリティ製品「Symantec Endpoint Protection 11.0」のオプション機能としても提供されている。

 Symantec Network Access Controlは、端末のパッチ適用状況やウイルス対策ソフトの導入・更新状況、動作中のプロセスや特定のファイルの有無などをチェックする。ポリシーに反する場合は端末を隔離し、ネットワークアクセスを限定的なものに制限したり、アップデートなどの修正措置を取り、検疫ネットワークを実現することで、組織内のセキュリティレベルを一定以上に保つ。

 特徴は、複数の方式でネットワークアクセスコントロール(=検疫)を提供できることだ。端末側にSymantec Endpoint Protectionを導入すれば、ソフトウェア単体でも制御が可能なほか、同社のアプライアンス製品「SNAC Enforcer」と連携してゲートウェイ側で制御できる。さらに、DHCPサーバや802.1x対応の認証スイッチと連動して検疫ネットワークを実現することも可能だ。ネットワーク機器の入れ替えなどを必要とせず導入できるという意味で、ネットワークアクセスコントロールの普及を促進する製品だという。

symantec01.jpg On-Demandエージェントによるゲスト端末チェックの画面

 今回のアップグレードでは、ゲートウェイと連携するコントロール機能を強化し、IT部門の管理下にないゲスト端末に対しても検疫を実施できるようにした。管理外の端末が社内リソースにアクセスする際には、まずWebブラウザで認証を行うことになる。このとき、SNAC EnforcerからActive XもしくはJava経由で「On-Demandエージェント」がダウンロードされ、端末の検査を行う仕組みだ。その結果に応じて、アクセス制御を実施したり、端末に修正を加えたりするところは、従来のSymantec Network Access Controlと同様だ。

 On-DemandエージェントはWindows 2000以降(Internet Explorer、Firefoxなど)およびMac OS X 10.4以降(Sarafiなど)で利用できる。

 「これまでのネットワークアクセスコントロールは、企業が管理し、ソフトウェアを導入できる端末が対象だった。だが、パートナーや関連会社といった外部の人が利用する端末をいかに管理し、セキュアにコントロールするかというニーズが出てきた」(同社ソリューション&プロダクトマーケティング部の広瀬努氏)。今回のアップグレードは、こうした要望に応えるものだという。

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(@IT 高橋睦美)

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