アクセス集中で簡易版Webページを用意

MS Officeとの互換性高めた「OpenOffice.org 3.0」リリース

2008/10/14

 オープンソースのオフィススイート「OpenOffice.org」の最新バージョン「OpenOffice.org 3.0」が米国時間の10月13日に公開された。英語版だけでなく、日本語版もリリースされている。なお、これにともないダウンロードサイトへのアクセスが増加し、Webサーバの負荷が高まったため、現在、簡易ページでダウンロード先へのリンクが提供されている。

openoffice01.jpg ダウンロードサイトでは、アクセス集中のため簡易ページが表示されている

 OpenOffice.orgは、ワープロソフトの「Writer」、表計算の「Calc」、プレゼンテーションソフトの「Impress」などのアプリケーションを統合したオープンソースのオフィススイートだ。オープンソースで提供されており、無償で利用できる。これまでに会津若松市住友電工アシストなどがOpenOffice.orgの採用を決断している。

 新バージョンでは、XMLベースの標準文書形式「ODF(Open Document Format)1.2」をサポートした。また、Microsoft Officeとの互換性を高めており、Office 2007形式で採用された.docx、.xlsx、.pptxといったファイルフォーマットのインポートが可能なほか、すべてではないにせよ、VBAで作成したExcelのアプリケーションをCalcで実行できるようになっている。Calcでは、複数のユーザーによるドキュメント共有機能も追加された。

 対応プラットフォームはWindowsとLinux、Solaris、Mac OS X。Mac OS X版については、従来のX11に代えてAquaをサポートしている。

関連リンク

(@IT 高橋睦美)

情報をお寄せください:

Linux & OSS フォーラム 新着記事

キャリアアップ

- PR -

注目のテーマ

- PR -
ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

推し活グッズが海外で大人気――メルカリ「越境取引2024年上半期トレンド」
メルカリは海外からの日本の商品の購入状況をまとめた「越境取引2024年上半期トレンド」...

10代の半数以上が「エコ疲れ」――博報堂「生活者のサステナブル購買行動調査2024」
社会環境のためになる行動として「サーキュラー(循環)」や「シェア」の意識は浸透して...

「かわいい」だけでは売れない 子供服大手「カーターズ」のCMOが古い常識を疑うに至ったデータとインサイト
米国のキッズアパレルブランドCarter’sのCMOであるジェフ・ジェンキンス氏が、新世代の...