NewsInsight
2009年に本サービスで提供開始
マイクロソフトがWindows LiveでOpenIDサポートへ
2008/10/28
米マイクロソフトは10月27日、Windows Live IDでOpenIDをサポートしていく計画を明らかにした。CTP(Community Technology Preview)期間を経て、2009年に実際のサービスに統合予定。現在は検証用に本サービスとは別のアカウントを利用することになる。
サポートするのはOpenID 2.0で、Windows LiveがOpenIDプロバイダー(OP)となる。
マイクロソフトは2007年にOpenIDをサポートしていくこと、同社が提案するアイデンティティ管理フレームワークのCardSpaceの相互運用性を高めていくことなどを発表していた。
OpenIDは分散型のアイデンティティ管理フレームワークで、ユーザーは任意のOpenID提供者が発行するIDを使ってさまざまなOpenID対応サービスにログインできる。2007年にAOLがOpenID対応を表明して以来、ヤフー、グーグル、IBMなど大手ベンダが対応を表明、もしくは対応サービスの提供を開始している。日本国内でも2008年10月中だけでもSouceforge.jp、JAL、NECビッグローブ、楽天などがOpenID対応を発表している。
関連リンク
関連記事
情報をお寄せください:
Security&Trust フォーラム 新着記事
- Windows起動前後にデバイスを守る工夫、ルートキットを防ぐ (2017/7/24)
Windows 10が備える多彩なセキュリティ対策機能を丸ごと理解するには、5つのスタックに分けて順に押さえていくことが早道だ。連載第1回は、Windows起動前の「デバイスの保護」とHyper-Vを用いたセキュリティ構成について紹介する。 - WannaCryがホンダやマクドにも。中学3年生が作ったランサムウェアの正体も話題に (2017/7/11)
2017年6月のセキュリティクラスタでは、「WannaCry」の残り火にやられたホンダや亜種に感染したマクドナルドに注目が集まった他、ランサムウェアを作成して配布した中学3年生、ランサムウェアに降伏してしまった韓国のホスティング企業など、5月に引き続きランサムウェアの話題が席巻していました。 - Recruit-CSIRTがマルウェアの「培養」用に内製した動的解析環境、その目的と工夫とは (2017/7/10)
代表的なマルウェア解析方法を紹介し、自社のみに影響があるマルウェアを「培養」するために構築した動的解析環境について解説する - 侵入されることを前提に考える――内部対策はログ管理から (2017/7/5)
人員リソースや予算の限られた中堅・中小企業にとって、大企業で導入されがちな、過剰に高機能で管理負荷の高いセキュリティ対策を施すのは現実的ではない。本連載では、中堅・中小企業が目指すべきセキュリティ対策の“現実解“を、特に標的型攻撃(APT:Advanced Persistent Threat)対策の観点から考える。