オープンソースソフトウェア活用で低コストを実現

OpenSSOによるシングルサインオン構築をサポート、NRI

2008/12/10

 野村総合研究所(NRI)は12月10日、オープンソースのシングルサインオン(SSO)ソフトウェア「OpenSSO」のサポートサービスを開始した。

 OpenSSOは、サン・マイクロシステムズの「Sun Java System Access Manager」や「Sun Java System Federation Manager」といったアクセス管理/SSO製品をベースとした、オープンソースの認証/SSOソフトウェア。商用製品と同様、ユーザーはIDやパスワードを一度入力するだけで、複数のシステムにシームレスログインすることができる。同時に、単一のポリシーに基づいてアクセスコントロールを行うことで、セキュリティの強化にもつながる。

 NRIでは、このOpenSSOを用いたシングルサインオンシステム導入のコンサルティングや保守サポートを提供する。

 具体的には、OpenSSO導入に関する設計やサーバ構築作業、さらにはOpenLDAPを用いた統合認証サーバの構築などを行う「シングルサインオン・導入コンサルティング」と、年間サポートを提供する「シングルサインオン・年間保守サポート」といったメニューを用意。オープンソースのOpenSSOを利用することで、低コストでSSOソリューションを導入できるとしている。価格は、シングルサインオン・導入コンサルティングが300万円から、シングルサインオン・年間保守サポートは年間120万円から。

 さらに、同社が開発したアイデンティティ管理ソリューション「Uni-ID」とOpenSSOを統合し、業界標準のOpenID 2.0に準拠した企業間ID連携基盤の導入を支援する「OpenID 2.0基盤導入コンサルティング」も用意している。

(@IT 高橋睦美)

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