NewsInsight
ノード数は約24万
Winny利用者は引き続き減少傾向、ネットエージェント
2009/01/07
ネットエージェントは1月7日、WinnyをはじめとするP2Pファイル共有ソフトの年末年始のノード数推移を実数で公表した。調査対象はWinny、Share、LimeWire/Cabosで、対象期間は2008年12月27日から2009年1月4日まで。各P2Pネットワークをクロールして、接続ノードの情報を収集した。
調査によると、最も利用者が多いのはWinnyで、観測できたノード数は期間中の平均で約24万ノード。これは前年同期比80%で「緩やかながらも利用者の減少傾向が続いている」(ネットエージェント)という。同社が公開している過去の計測データによれば、2006年末と2007年末の比較では1〜2割減となるなど、減少を続けている。
出典:ネットエージェント
一方、Shareのノード数は平均約17万ノードで、前年同期比で110%程度の増加となっているという。
北米やヨーロッパ諸国などで利用者が多いLimeWire/Cabosについては、調査期間中の平均ノード数は約260万と、Winny利用者数の10倍以上の大きなネットワークを形成しているという。
なお、同社は1月5日に「情報漏えい初期対応ガイド」を無償公開している。
関連リンク
関連記事
情報をお寄せください:
Security&Trust フォーラム 新着記事
- Windows起動前後にデバイスを守る工夫、ルートキットを防ぐ (2017/7/24)
Windows 10が備える多彩なセキュリティ対策機能を丸ごと理解するには、5つのスタックに分けて順に押さえていくことが早道だ。連載第1回は、Windows起動前の「デバイスの保護」とHyper-Vを用いたセキュリティ構成について紹介する。 - WannaCryがホンダやマクドにも。中学3年生が作ったランサムウェアの正体も話題に (2017/7/11)
2017年6月のセキュリティクラスタでは、「WannaCry」の残り火にやられたホンダや亜種に感染したマクドナルドに注目が集まった他、ランサムウェアを作成して配布した中学3年生、ランサムウェアに降伏してしまった韓国のホスティング企業など、5月に引き続きランサムウェアの話題が席巻していました。 - Recruit-CSIRTがマルウェアの「培養」用に内製した動的解析環境、その目的と工夫とは (2017/7/10)
代表的なマルウェア解析方法を紹介し、自社のみに影響があるマルウェアを「培養」するために構築した動的解析環境について解説する - 侵入されることを前提に考える――内部対策はログ管理から (2017/7/5)
人員リソースや予算の限られた中堅・中小企業にとって、大企業で導入されがちな、過剰に高機能で管理負荷の高いセキュリティ対策を施すのは現実的ではない。本連載では、中堅・中小企業が目指すべきセキュリティ対策の“現実解“を、特に標的型攻撃(APT:Advanced Persistent Threat)対策の観点から考える。