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マカフィーが国内企業ユーザーの検知状況を報告
Autorunワームが上位に、2008年マルウェア動向
2009/01/16
マカフィーは1月15日、2008年度におけるマルウェアの検知データ集計結果を発表した。企業向けクライアント・セキュリティ製品「McAfee Managed Total Protection」で捕捉したマルウェア情報を元に分析したもので、利用企業数は5万社を超えるという。
USBドライブや外付けハードディスクなど、外部メディアを経由して広がる“Autorunワーム”、「Generic!atr」、「PWS-Gamania.gen.a」、「Generic.dx」、「Generic Malware.a!zip」などのマルウェアが上位にランクイン。ストレージの接続時に自動実行するAutorun機能を悪用した感染が広がっている傾向が浮き彫りとなった。マルウェアの感染経路としては依然メールが重要な手段であることに変わりはないものの、Autorunワームは2006年頃から拡大傾向にあるという。2008年にはオンラインゲームのパスワード情報を盗むマルウェアや、有名なバックドア型のマルウェア群がこの手法を実装したため、感染が増加したという。
このほか、SQLインジェクション攻撃も顕著だった。SQLインジェクション攻撃を受けて改ざんされたWebサイトからの感染被害として「VBS/Psyme」が第4位にランクインしているという。
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