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タグ付け機能でe-Discovery対応を強化
ミラポイント、アーカイブアプライアンスを一新
2009/03/05
ミラポイントジャパンは3月4日、メールアーカイブ専用アプライアンス「Mirapoint RazorSafe」の新製品、3モデルを発表した。
同社は、メールサーバ「Mirapoint Message Server」やスパム/ウイルス対策を行うセキュリティアプライアンス「Mirapoint RazorGate」といった、メール関連ソリューションを提供している。RazorSafeは、さまざまなメールサーバに対応し、POP/IMAPプロトコルでアクセスしてバックエンドでメールデータを保存するアーカイブ専用のアプライアンス製品。既存のネットワーク経路に変更を加えることなく導入でき、パフォーマンスへの影響も小さいことが特徴という。
新たに発表された「RazorSafe 200」「同400」「同6000」の3モデルは、新ソフトウェア「Version 4.2」を搭載し、証拠保全や電子情報開示(e-Discovery)のための機能を強化した。具体的には、「タグ付け機能」によって、ケースごとにタグ付けやコメントの追加が可能になるほか、検索機能の強化が図られた。また、検索結果を保存し、自動的に指定のアドレスに通知したりタグ付けする「機密通知機能」が加わっている。
価格は、RazorSafe 200が510万6500円など。4月上旬より出荷を開始する。
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