ベリングポイントが1週間で調査
国際会計基準を適用、その課題とコストは? 新診断サービス
2009/04/13
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ベリングポイントは4月13日、国際会計基準(IFRS)適用で生じる課題とコストを1週間で診断する「IFRSクイックレビュー」を提供開始すると発表した。価格は300万円で、同社は年間30社への展開を目指す。
ベリングポイントは、IFRSを導入する企業が解決すべき課題を(1)業務プロセス、(2)システム、(3)組織、(4)内部統制、(5)教育制度、(6)管理会計と指摘。クイックレビューではこの6つの課題を解決するための方法を検討し、解決に要するコスト概算と緊急対応事項を提示する。また、IFRS適用のために必要な企業の意思決定事項と、その時期についても提言する。
(1)業務プロセスでは、IFRSベースのグループ会計基準を仮設定し、日本基準との差異を把握。その上で業務プロセスなどの構築にかかる負担を診断する。(2)システムでもIFRS適用によって生じるシステムの影響を把握し、帳簿方式の見直しやアドオン開発にかかる負担を計算する。(3)組織や(4)内部統制も、同様にIFRS適用による影響を見積もって、企業への負担を測る。(5)教育制度では、必要となる経理スタッフの育成コストを診断。(6)管理会計は、IFRS適用が予算管理や業績評価制度などに与える影響を分析する。
ベリングポイントは2月に企業のIFRS導入を支援する「IFRS推進支援室」を開設。現在は61人の専門コンサルタントを抱える。