少ない監視パケットで効率的に検出

日本CADが不正端末検知アプライアンス「IntraGuardian」新版

2009/06/23

 日本シー・エー・ディーは6月22日、管理者の許可を得ずに社内ネットワークに接続される「持ち込みPC」を検知し、不正接続を防止するアプライアンス製品「IntraGuardian2」の販売を開始した。

cad01.jpg IntraGuardian2

 IntraGuardian2は、日本シー・エー・ディーが独自に開発した、不正接続の検知・排除に特化したセキュリティアプライアンス。社内ネットワークに接続すると、ネットワークセグメントを監視し、事前に登録されていないPCなどがあれば不正接続端末として検知し、管理者に警告メールを送信する。不正接続端末からの通信を自動的にブロックする排除機能も備えており、マルウェアの持ち込みや情報漏えいといったリスクを未然に防ぐ。

 有線のネットワークだけでなく、無線LAN経由で不正接続する端末の検知・排除にも対応。さらに、携帯ゲーム機やモバイル端末といったPC以外の機器や無断で設置された無線LANアクセスポイントなどの検知も可能だ。

 新モデルでは、不正端末を検出するための監視パケットを最大で約90%削減し、ネットワークへの負荷を低減させた。また、新規開発の監視エンジンにより、クラスBまでのアドレス空間の監視が可能になっている。なお、端末登録は最大1024台まで可能だ。

 IntraGuardian2の価格は5万9800円。無償で提供される管理ソフトウェア「IntraGuardian2 Manager」を利用すれば、最大512拠点までの管理・不正接続監視を行うことができる。

(@IT 高橋睦美)

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