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富士通BSC、暗号化ソフトにブリーフケース機能を追加

2009/09/08

 富士通ビー・エス・シーは、暗号化ソフト「FENCE-Pro」およびメール暗号化ソフト「FENCE-Mail for Gateway」に、USBメモリなどにデータを持ち出す際に暗号化を施す情報漏えい対策機能として「FENCEブリーフケース機能」を追加したことを発表した。9月4日より提供されている。

 これは選択したファイル群をまとめて、暗号化した1つのブリーフケースファイルに変換し、持ち出し先のPCにインストールした復号ツールで展開、作業を行えるようにしたもの。通常の暗号化ソフトウェアソリューションでは、自己展開形式の暗号化ファイルを用意することが多いが、この場合、作業を行う前に復号するため、作業後は平文のデータのまま持ち運ぶことになる。FENSEブリーフケース機能はファイルを暗号化したまま表示/更新できるため、作業を行ったあとでも暗号化した状態をキープできることが特長だ。

 暗号化はAES 256ビットで行われる。ブリーフケース作成時にパスワードのトライ回数制限、ブリーフケースの有効期限、および読み取り専用可否の指定を行える。USBメモリに限らず、ファイルサーバにブリーフケースを配置することで、簡易暗号化ドライブのような利用も可能。

FENCEブリーフケース機能運用イメージ FENCEブリーフケース機能運用イメージ

(@IT 宮田 健)

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