NewsInsight
セキュリティフライデーが無償で配布
「WebTaster」にSQLコマンドのモニタリングアドオン
2009/12/03
セキュリティフライデーは12月3日、Webアプリケーションの評価・デバッグツール「WebTaster」の機能を強化するアドオンソフトウェア「SQL Picker」を発表した。12月7日に配布を開始する。
WebTasterは、Webアプリケーションのデバッグやセキュリティ検査に特化したWebブラウザだ。専用のWebページを別途用意することなく、開発中のWebページにアクセスしながらデータを送信し、挙動を確かめることができるため、開発工数を減らせることが特徴だ。
アドオンソフトウェアのSQL Pickerでは、Webアプリケーションからデータベースに送信されるパケットをキャプチャし、SQLコマンドをモニタリングできる。テストデータを送信して、情報漏えいやWebページの改ざんにつながる恐れのあるSQLインジェクション脆弱性の有無を事前に検査することができる。
SQL Pickerは、同社のWebサイトを通じて、WebTasterのユーザーに無償で提供される。WebTasterのライセンス価格は、1ホスト当たり7万8000円。
関連リンク
関連記事
情報をお寄せください:
Security&Trust フォーラム 新着記事
- Windows起動前後にデバイスを守る工夫、ルートキットを防ぐ (2017/7/24)
Windows 10が備える多彩なセキュリティ対策機能を丸ごと理解するには、5つのスタックに分けて順に押さえていくことが早道だ。連載第1回は、Windows起動前の「デバイスの保護」とHyper-Vを用いたセキュリティ構成について紹介する。 - WannaCryがホンダやマクドにも。中学3年生が作ったランサムウェアの正体も話題に (2017/7/11)
2017年6月のセキュリティクラスタでは、「WannaCry」の残り火にやられたホンダや亜種に感染したマクドナルドに注目が集まった他、ランサムウェアを作成して配布した中学3年生、ランサムウェアに降伏してしまった韓国のホスティング企業など、5月に引き続きランサムウェアの話題が席巻していました。 - Recruit-CSIRTがマルウェアの「培養」用に内製した動的解析環境、その目的と工夫とは (2017/7/10)
代表的なマルウェア解析方法を紹介し、自社のみに影響があるマルウェアを「培養」するために構築した動的解析環境について解説する - 侵入されることを前提に考える――内部対策はログ管理から (2017/7/5)
人員リソースや予算の限られた中堅・中小企業にとって、大企業で導入されがちな、過剰に高機能で管理負荷の高いセキュリティ対策を施すのは現実的ではない。本連載では、中堅・中小企業が目指すべきセキュリティ対策の“現実解“を、特に標的型攻撃(APT:Advanced Persistent Threat)対策の観点から考える。