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分散プラットフォームにModSecurityを実装
アカマイ、WAFサービスを本格提供
2009/12/18
アカマイは12月17日、同社の分散型プラットフォーム「Edge Platform」上で、Webアプリケーションファイアウォール機能を提供する「Webアプリケーション・ファイアフォール・サービス」(WAFサービス)を開始した。5月に発表していたβ版を正式サービスに移行したもの。
アカマイは、世界各地に配置した5万台以上のサーバから構成されるEdge Platformを介して、コンテンツの高速配信サービスを提供してきた。経路制御によって、通常のインターネットを介して配信する場合に比べ高速にトラフィックを配信できることが特徴だ。またサーバの負荷分散にもつながり、DDoS攻撃に対する耐性を高めることもできる。
WAFサービスは、Edge Platformの上で展開されるサービスの1つ。顧客側でWAF機器を導入する代わりに、Edge Platform側にApacheモジュールとして動作するオープンソースのセキュリティ機能「ModSecurity」を実装。Core Rule Set(CRS)によりクロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションといった、Webアプリケーションを狙う攻撃から顧客サーバを保護する。
同社によるとこのサービスは、PCI DSS標準にも準拠しているという。少ない手間とコストでWebアプリケーションのセキュリティ対策を実現できること、必要に応じて拡張できることなどがメリットだ。
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