FFRのOrigma+とNRIセキュアの運用監視がタッグを組む

GumblarなどのWeb感染型マルウェアを監視、NRIセキュア

2010/02/04

 NRIセキュアテクノロジーズは2月3日、企業が公開しているWebサイトがマルウェアに感染していないかを定期的に監視する「Web感染型マルウェア検知サービス」を発表した。

 Gumblar(ガンブラー)に代表される「Web感染型マルウェア」は、Webサイトのコンテンツを書き換え、閲覧したユーザーにマルウェアを実行させることで感染を広める。そのため、いつも利用しているサイトが突如「危険なサイト」になる。クライアントが感染するとウイルス対策ソフトのシグネチャアップデートを阻害する動作も確認されており、感染に気が付かない事例も多い。Web感染型マルウェアは、企業や団体のWebサイトでも被害報告が急増している。

 「Web感染型マルウェア検知サービス」は、仮想化したOS/ブラウザから契約したユーザーのWebサイトへ定期的にアクセスし、悪意あるコードが埋め込まれていた場合、仮想マシン内で検知する。この検知エンジンはフォティーンフォティ技術研究所の「Origma+」を利用しており、NRIセキュアテクノロジーズは24時間体制の運用監視と、月次レポート発行部分をあわせて提供する。

 監視サーバはユーザー単位で用意し、複数ドメインの監視も可能。提供価格は監視サーバ1台あたり月額36万8000円。

Web感染型マルウェア検知サービスのイメージ Web感染型マルウェア検知サービスのイメージ

(@IT 宮田健)

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